秋田の女性のWork&Life a.woman

12DECEMBER
2018

お母さん

 〈五城目町〉大人も子どもも遊べる自由空間「ただのあそび場」が1周年

朝市で有名な五城目町のメインストリートにある「ただのあそび場ゴジョーメ」が、11月で1周年を迎えました。

誰もが「ただで」遊びに来れる「ただの」場所。特別な遊具があるわけではないけれど、地域の子どもたちが自然と集まる公園のような施設です。

その運営を任されているのは、昨年大学卒業と同時に運営スタッフになった柴田祐希さん。ただのあそび場に携わることになったいきさつや、オープンしてからの変化、子どもたちと関わる時に大切にしていることを教えていただきました。

五城目に飛び込んでみるまで

柴田さんは大学在学中、ハバタク株式会社にインターンしている友人に誘われ、子どもたちが世界を学ぶ「五城目で世界一周」という授業を手伝いに、五城目を訪れました。

授業が楽しかったのはもちろん、授業後に五城目のまちを案内してもらった時に、おもしろい人にたくさん会えたのが印象的だったと言います。

「現在勤めているハバタクの丑田(うしだ)代表の仕事の仕方や思い描く世界感に共感したり、当時地域おこし協力隊だった柳澤龍さんと、地域づくりや教育のことを語り合ったり。考えていることがいい意味でちょっと変わっている人が多くて(笑)、大学最後の冬にただのあそび場をつくるという話を聞いた時、私も五城目の変人の中に飛び込みたい!と思って就職を決めました」。

あっという間にオープンして1年

柴田さんが運営スタッフになって初めての仕事は、クラウド・ファンディングでの資金集めと建物のリノベーションでした。

建物の床を張り、壁を塗り、広く支援を呼び掛け、地域の人に手伝ってもらいながら2017年11月5日にオープンすることができました。

1年の中で一番思い出深い出来事を尋ねると、元気いっぱいの子どもたちに次々話しかけられながら「毎日こんな感じなので、パッと思い浮かばないです(笑)。本当にあっという間の1年で」とのこと。夢中で駆け抜けて来たのでしょうね!

オープン当初からたくさんの人が利用しているそうですが、もっといろんな人が気軽に来れる場所にしたいと柴田さんは話します。

「子どもがいなくても入っていいんですか?と聞かれることがあるんですが、本当に誰でも利用していい場所なんですよ!隣のカフェでコーヒーを買ってきて飲んでもいいし、小学生たちがいない15時までは静かなので、パソコンを持ってきて仕事をしてもいい。小さい赤ちゃんを連れてくる人もいますし、イベント場所として貸し出しもしています」。

子どもたちが安全に過ごせるように、地域の小学校と連絡を取り合ったり、柴田さんのほか見守り隊という大人のボランティアが必ずいるようにしたりなど、地域の大人たちが子どもを見守る文化の醸成にも力を入れています。
そんな安心感もあってか、学校や家で何かあった時も、ただのあそび場では普通に過ごせるという子もいるそうです。

“あそび”の発明家たちに驚かされる日々

ただのあそび場に入ると、まず目に飛び込んでくるのがあそび人以外登れない壁やりたい放題ウォール

「壁にラクガキしちゃいけない」、「穴を開けたらダメ」といった暗黙のルールから解放されて、何かをやってみたい!おもしろそう!という気持ちを大切にしているただのあそび場ならではの遊具です。

「ただのあそび場では、やってみてから考えることを大切にしています。目的や理由はひとまず置いて、感覚や感情を大事にしていく。没頭して楽しむその先に、学びがあると考えています。
子どもたちは“あそび”の発明家!あそび場には当初あまり物がありませんでしたが、子どもたちがどんどん遊びを生み出し、今ではいろんなものが出現しています」。

(子どもたちが遊びたいと作ったターザンロープ)
(緑テープのバッターボックスは、金足農業の活躍を見て子どもたちが作ったもの)

「雨の日に突然外に出て雨を浴びてみたり、ふせんにうんこの絵を描きボルダリングの壁に貼って触らないように登ったり、子どもたちが日々何をしでかすか分からないので面白いです(笑)」。

ただのあそび場ゴジョーメでは、さまざまな学びの場を提供中。関心のあるものを選んでぜひ参加してみてはいかがでしょうか!柴田さんはじめ大人たちが見守る安心安全の場で、「学ぶって楽しい!」と思えるワクワクを体験できますよ♪

〈探究ラボ〉
デザイナーや漫画家などの仕事を体験しながら新しいものを生み出したり、宇宙の天体模型を作ってみたり、いろいろなテーマで子どもたちの好奇心を刺激!来年上半期の申し込みは下記メールアドレスへ。
開催時期/上半期:1月~7月、下半期:9月~12月(月4コマ)
日時/毎週月曜17:00~18:00
対象/小学生(12名程度)
授業料/月謝制7,500円/月(税込)
協力/a.school

〈英語学習スクール〉
時間や場所問わず取り組めるオンライン教材と、月2回あそび場で行われる対面授業を受講できます。学期制(3か月)。申込は下記メールアドレスへ。
※無料見学&体験受付中!12月4日、20日(両日ともに18:30~20:30)。
日時/火曜18:30~20:30(月2回)
対象/中学生~大人(15名程度)
授業料/9,800円/月
協力/タクトピア株式会社

こどもフェス
読み聞かせやアイシングクッキーづくりなど、子ども向けの楽しいプログラムが大集結!ただのあそび場では、プログラミングの体験ができます。
日時/2018年11月25日(日)9:00~12:00
会場/五城目朝市ふれあい館、朝市通り、ただのあそび場
主催/子育て支援センター子どもの木、五城目朝市わくわく盛り上げ隊

ハバタク株式会社 柴田祐希さん】
1993年、青森県八戸市生まれ。五城目町在住。
2017年8月に国際教養大学を卒業後、ハバタク株式会社に9月入社。ただのあそび場プロジェクトの担当として、あそび番、あそびのプログラム講師などを務める。


ただのあそび場ゴジョーメ
秋田県南秋田郡五城目町下夕町59番地6
電話番号/090-5232-3853 (受付:平日13:00~18:00)
営業時間/月曜13:00~16:30、火~金曜13:00~18:00、ごじょうめ朝市plus+(朝市開催日の日曜)9:00~12:00
利用対象/地域の子どもから大人まで(あそび場の利用は“ただ”)
問合せ/tadanogojome@habataku.co.jp
※最新情報はLINE@:ただのあそび場もしくはFacebookでチェック!

 

この記事を書いたライターこの記事を書いたライター

平元 美沙緒

徳島生まれ、横手在住。一児の母。まちづくり、子育て、クラフト、農村、伝統建築に興味のアンテナあり。まちづくりに関する話し合いの場の進行・企画を行うまちづくりファシリテーター。おしごとブログ

http://section-a.jugem.jp/

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