a.womanの「グルメ女子会」第一弾!おいしいもの大好きなa.woman読者たちが、話題のグルメを楽しむ様子をレポートします。そのリアルな声をぜひ参考にしてみてください!
本格派なのに気軽に楽しめるおしゃれな和食処
今回訪れたのは、秋田駅前に2年半前にオープンした「和食なり」。店主の武田成明さんは、東京にある和食の名店「分とく山(わけとくやま)」伊勢丹本館店で、7年間料理を学んだ後、生まれ育った秋田で念願のお店を構えました。
お店に着くと、12席あるカウンターの一角に可愛らしいテーブルセッティングが。
まずは、食前酒のロゼシャンパンで乾杯です!
今回グルメモニターとして参加してくれたのは、食とお酒が大好きな秋田市在住の3人。着物でおしゃれして来てくれた人もいましたよ。初対面の人もいましたが、店主がさりげなく会話に合いの手を入れて盛り上がる場面もありました。本格派の和食料理店なのに気軽に楽しめるのは、そんな店主のお人柄あってこそ!
店主のこだわりを感じるおまかせコース
和食なりのメニューはおまかせコースのみ(5,000円、7,000円、10,000円の3種類)。値段の違いは、使われる食材にあります。秋田県産を中心に、全国各地から買い付けた食材を、バランスよく使用。ふぐコース、すっぽんコースなどの食材指定も可能です(要予約)。逆に、苦手な食材は事前に伝えると外しておいてくれるので安心。
(左上:菊芋と芝エビの揚げ出し、右上:本日のお刺身、左下:焼きだだみとアピオス、右下:比内地鶏の小鍋仕立て)
今回のおまかせコースは、8,000円くらい。コースとコースの間の値段でお願いしても、食材を変えたり1品足したりなどして調整してくれます。
〈この日のおまかせコース8品〉
・ゆばと男鹿ズワイガニの茶碗蒸し
・本日のお刺身(北海道長万部のほっき貝、ヒラメ、キンメダイ、サワラの酢しめ)
・菊芋と芝エビの揚げ出し
・焼きだだみとアピオス
・あわびの磯焼き
・比内地鶏の小鍋仕立て
・じゃことギバサの炊き込みご飯
・福禄寿の酒粕アイス
一品目は、ゆばと男鹿ズワイガニの茶碗蒸し。ふたを開けた瞬間に良い香りが湯気とともに広がります。「最初が温かいものって嬉しいですね」とみなさんほっこり。
この日全員一致で「おいしい!」と声を上げたのは、中盤に出てきたあわびの磯焼き。じっくり焼いたあわびに肝ソースと岩のりを乗せてあぶった、味わい深い一品です。実は修行していた分とく山の名物料理で、「自分の料理のカタチがきちんと出来上がってきたので、自信をもって出せるようになった」と店主。
定番のシメ料理の土鍋ご飯は、米一粒一粒が際立つ炊き具合が絶妙!おこげを出汁のきいた比内地鶏の小鍋仕立ての中にインして食べると、悶絶級のおいしさです。この日はじゃことギバサの炊き込みご飯でした。3人からは「幸せ~!」の声が。
おいしい料理に合わせたおいしいお酒
2時間ほどをかけてていねいに提供される料理に、「ゆっくり食べるご飯の時間っていいなぁ」と3人とも大満足。料理をさらに楽しめるようにと、ビール、ウイスキー、焼酎、スパークリングにシャンパンなど、たくさんのお酒も用意されています。日本ワインが多いのもうれしいポイント。
もちろん日本酒も豊富で、この日はちろりに入ったふぐひれ酒が人気に。
どれを飲もうか迷ったら、お酒に詳しいスタッフさんに相談。その人の好みやお料理に合う飲み物を見繕ってくれます。スタッフさん曰く「メニューに載ってないお酒のほうが多い」とのことなので、ぜひ聞いてみて!
秋田では数店舗しか置いていないという、製法にこだわったサントリーのスペシャルなビール「マスターズドリーム」も飲めます!
いい食とお酒を楽しみたいすべての人へ
最後に出てくる新緑の緑茶をいただきながら、「素材の味をしっかり感じられる」「おしゃれして来たいお店」「記念日に予約したい」と思い思いの感想が出されました。レストランやダイニングなどと並んで、日本料理店で和食とお酒を楽しむという選択肢がみなさんの中に加わったようです。
「和醸良食(良い食が和を醸す)。人と人が仲良くなれる場を提供したい」という店主の想いから、カウンター席が主となっている和食なり。実は奥には個室も一室あるので、用途によって使い分けてみてくださいね。
ちょっとおしゃれして本格的に和食を楽しめる。だけど気軽に女子会をすることもできる。食とお酒をじっくり楽しみたいすべての人におすすめのお店です!
【和食なり】
秋田県秋田市中通4丁目17‐30 フォレストワン2階
018-838-1588
営業時間/18:00~23:00(※予約するのがおすすめ)
定休日/日曜・祝日
駐車場/ビルの前に4台
お料理/おまかせコース(5,000円、7,000円、10,000円税込)
Facebook「和食なり」