能代市の国道7号沿いにある「Magic Hour Cheese(マジックアワーチーズ)」は、外はこんがり香ばしく、中は濃厚でクリーミーな絶品バスクチーズケーキが楽しめるテイクアウト専門店です。能代市二ツ井のコーヒースタンド「Magic Hour Coffee」の2号店として、東京出身のスタイリスト・村上由祐さんが2025年7月に立ち上げました。その美味しさで着々とリピーターを増やしている、今注目のお店に行ってきました!

ドラッグストアの駐車場内に建つ小さなプレハブ店舗は、能代市の建築スタジオ・Kivanaが手掛けたもの。木都・能代らしく木材がふんだんに使われ、木の温もりが伝わる可愛らしい佇まいが目を引きます。

手作業で丁寧に作る、滑らかな口当たりのケーキ
「自分たちが本当に食べたいと思えるものを作りたい」と、オーナーの村上さん。素材本来の美味しさを重視し、国産を中心に良質な材料を厳選して使用しています。また、滑らかさな口当たりを保つために、1つひとつ丁寧に手作業で仕上げているのだとか。
店内では看板商品のバスクチーズケーキに加え、季節ごとの新作ケーキも販売。この冬のラインアップをご紹介します!
・バスクチーズケーキ
村上さんが「やっぱりこれが一番ウマイ」と太鼓判を押す、定番バスクチーズケーキ。味わいはしっかり濃厚なのに口当たりは驚くほどなめらかで、口に入れた瞬間スッと消えてしまうような軽やかさが魅力。ついつい「もう一口…」と、どんどん手が伸びてしまいます。
下層には、二ツ井産のブラックラズベリー「ハノーバー」とハンガリー産の赤ラズベリーを合わせた自家製ジャムが敷かれており、そのほどよい酸味が、コクのあるチーズケーキの味をキュッと引き締めています。

・フォンダン・オ・ショコラ・バスク
冬の新メニューとして11月に登場した「フォンダン・オ・ショコラ・バスク」は、フランス・ヴァローナ社のカカオ70%ショコラにラズベリージャムを混ぜ込んだ、大人のショコラケーキです。上品で深みのある味わいのクーベルチュールに、ラズベリーの酸味が加わることで、口の中に豊かな香りと心地よい余韻が広がります。
濃厚でありながら後味は軽く、こちらも手が止まらなくなる美味しさ。チョコレートが好きな方なら、きっとハマってしまうはず!

食べ比べができる「ハーフ&ハーフ」
チーズもショコラも美味しそうで選べない!という方には、数量限定販売の「ハーフ&ハーフ」もオススメです。

そのほか、フィナンシェ(250円)やスコーン(350円)といった焼き菓子や、姉妹店Magic Hour Coffeeで淹れた本格ボトルコーヒー(600円)も販売しています。


コミュニケーションの場にこのケーキを取り入れてほしい
「このケーキで、コミュニケーションの場を創出したい」と話す村上さん。「コミュニケーションは、未来の大きな可能性を生み出すためにすごく重要なもの。でも秋田には、コミュニケーションの場が足りていないと感じます。このケーキを囲み、みんなで切り分けて、コミュニケーションをとってほしい。人と人が交わる瞬間に、美味しくてオシャレなチーズケーキがあったら素敵じゃないですか」と笑顔を見せます。

「子どもたちがこのケーキを食べて育ち、将来東京に出てから、『能代で食べたあのチーズケーキが一番美味しかったな。能代ってすごいんじゃないか』と気付くきっかけになったらいいですね。『良いものはすべて東京にある』と思いがちだけれど、そんなことはないんです」
移住者ならではの感性で、能代に新しい風を吹かせている村上さん。コーヒースタンド、チーズケーキ専門店に続いて、次は民泊機能付きのセレクトショップを来春オープンする予定だそうです。
ケーキ類は冷凍でのお渡しなので、好きなタイミングで解凍して食べられるのも嬉しいポイント。とってもかわいい箱入りなので、手土産やギフトにもオススメですよ。一度食べたら忘れられない美味しさを、ぜひ味わってみてくださいね!
DATA
【Magic Hour Cheese(マジックアワーチーズ)】
秋田県能代市西大瀬32-1
スーパードラッグASAHI駐車場内
営業時間/
金曜 12:00〜16:00
土・日曜 10:00~16:00
定休日/月〜木曜
駐車場/あり
