秋田市大町、川反のたぬき小路に、時間がゆっくりと流れる場所があります。
2021年にオープンした「喫茶久吉」は、かつて料亭「中野亭」の蔵として使われていたを改装したお店。店主佐々木さんの手で丁寧に整えられた空間には、どこか懐かしく、ほっとする空気が漂っています。


蔵を活かした、秋田市内ではめずらしい喫茶店
お店があるのは、長年大切に使われてきた蔵。「素敵な蔵だけど、正直ボロボロで…」と、店主の佐々木さんは当時を振り返ります。若い頃に喫茶店を営んでいた経験を活かしながら、ご自身で少しずつ手を入れ、「喫茶久吉」としてオープンしました。秋田市内で蔵を改装したお店はあまり多くなく、その雰囲気に惹かれて足を運ぶ人も少なくありません。

口コミで広がった場所
オープン当初から「いいから行ってみな」とお客様の口コミで来客が増えていったそう。平日のお昼時におじゃました際には、既にほぼ満席。女性客がほとんどで、年齢層も幅広く、「赤ちゃん連れの来店もOKです。おともだちと、わいわい来てもらえたら」と佐々木さん。女性1人でランチを楽しむ方や、赤ちゃんを抱っこしながらママ友と会話を楽しむお客様もいました。

彩りを大切にした、からだにやさしいランチ
喫茶久吉のランチは、見た目にも楽しい“彩り”が特徴。切り干し大根のほっとする煮物やアスパラ菜など、季節の食材もさりげなく使われています。「できるだけ、いろとりどりになるように」そんな佐々木さんのこだわりが、一皿一皿に込められています。ランチのメニューは毎月変わるので、Instagram投稿をぜひチェックしてみてくださいね。

家族でつくる、温かな喫茶店
喫茶久吉は、佐々木さん親子とご友人の3人で切り盛りしています。昨年東京からUターンした息子さん(お笑いタレントすしささきさん)も加わり、デザートのケーキ作りを担当。朝7時から仕込みを始め、オープンから14時頃まで、ほとんど入れ替わりなくお客さんが訪れます。ランチは小鉢などたくさんのメニューにプラスして、シフォンケーキとコーヒーが付いて1,800円(税込)。ご希望があれば紅茶やホットミルクへ変更も可能です。日常の延長線上で、気軽に立ち寄れる喫茶店です。


私自身、つわりが辛かった時期に、栄養たっぷりのランチをいただき、すっかり元気になって帰ったことをよく覚えています。産後には赤ちゃんを連れて、久しぶりに友人と会う場所としても利用させていただきました。喫茶久吉は、秋田での暮らしの中で、節目ごとに立ち寄りたくなる大切な場所。これからも、変わらずそこにあってほしい、そんな喫茶店です。

DATA
【喫茶 久吉】
秋田県秋田市大町5丁目2-13
TEL/090-7074-7660
営業時間/11:30〜14:00
定休日/日曜・月曜
ランチの予約/電話予約可
駐車場/提携駐車場なし
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