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【まだむユキコの瀬戸際コラム】vol.3 結婚17年目の真実

どーもー、こんにちは!まだむユキコです♪

すっかり涼しくなってきましたね。秋の訪れ。そんな寂し気な季節にぴったりの話題をしっとりとお届けします。結婚17年目の真実…。
2001年1月1日1時1分、21世紀の始まりとともに私たち夫婦は入籍しました。ともに22歳。怖いもの知らずだったあの頃…。無謀にも大学在学中に結婚してしまいました。ちなみに、入籍の日取りを選んだ理由は、計算しやすいから&結婚記念日を祝うのが面倒くさいから、という「しょっぱなからこいつら大丈夫かよ…」と思わず周囲が不安になるようなものでした。
周囲の心配をよそに、今年で結婚17年目。ともに白髪も生えて、いつの間にかベテラン夫婦です。付き合って3年で結婚したので、正味20年。よくもまあ飽きもせず一緒にいたもんです。

 

17年経つとお互いの存在は

さて、そんな結婚17年目の夫婦がどんなふうになるかといいますと、よく言う「空気のような存在」にはなります。とりあえずは。
「空気」というのは、あって当たり前で普段はその存在を意識することはない。だけど、なくなってしまって初めてその大切さに気づかされる。ていうか、ないと人間は生きていけない、という存在ですよね。夫婦というのも大体そんな感じです。
こうやって言うとなんかいい感じに聞こえるけど、勘違いしないでください。この「空気」が、高原とか森林とかの爽やかな空気とか、無味無臭の空気だと思ったら大間違いですよ。生活臭あふれる家の中の空気です。みそ汁の匂い、ご飯の炊ける匂い、煮物の匂い、そして生乾きの洗濯物の匂い、生ごみの匂い、布団にはえたカビの匂い、体臭、口臭、そして屁臭。そんなものたちが入り混じった、イメージ的に茶色い空気。
結婚17年目の夫婦とはまさに、茶色い生活臭のような存在、ですね。
たとえば、本を読んだり映画を観たり、ディーン・フジオカの画像を見たり、心が別世界に行ってるとき。そんなとき、夫の「ただいま~」によって、一瞬で現実に引き戻されてしまうんですよ。あー夕飯なに作ろう、そういえば糸ようじ買ってきてって言われてたな、そろそろクリーニング取りに行かなきゃ…などの生活臭を帯びた用事が思い出され、あっという間に現実に。「あーあ」以外のなにものでもありません。まあでも生活臭にもいいところはあります。仕事とか人間関係とか、家の外で嫌な目にあったときなんかは、夫の顔を見るだけでほっとするというか、外は外、家は家、というふうに気持ちが切り換えられるので助かります。よく言えば、ほっと安心する存在。悪く言えば、刺激がないのに面倒くさい日常…ってことですかね。

 

夫からすると私は・・・

夫のほうからすると、私の生活臭空気感(変な言葉)はもっとスゴいそうです。私が家にいると、私の気配というか臭?が家に充満している感じなんだそう(想像しただけでなんか息苦しい…)。夫にとっては私が家にいるのが普通で、私が家にいないというほうが稀なので、「家の空気=私の気配」みたいになっているらしく、たまーに私のほうが遅くなって、誰もいない家に帰宅したときなんかは、「このままアイツが帰って来なかったらどうなるんだろう…」なんて想像して不安になったりするんだそう。ぷぷっ。
茶色い生活臭も、失ってみて初めてその大切さに気付くもんなんですね…。

 

我が家の17年目の真実、いかがでしたか?婚活中の方や、新婚さんにはがっかりな内容だったでしょうか?まあ、夫婦生活は十人十色なんで、あんまり参考にならないかも。17年経っても緊張感とかトキメキとか保ってる夫婦もいるかもしれないしネ☆彡
(…いや、多分いない。別居婚ならまだしも、がっつり生活を共にしてる夫婦で10年経ってもドキドキするとか言ってたら、不整脈を疑ったほうがいいんじゃないか。もしくは不倫…。)

この間、思春期の娘に「ねー、パパとママって倦怠期?」って言われてギクリとしましたが(もちろん「ケンタッキー?」ってボケましたけど)、ベテラン夫婦の倦怠期とかマンネリとか、そんな悪いものじゃないと思うんですよ。確かに、若い頃は「そんなつまらない人生イヤ!」とか思ってたけど、なんとも落ち着くというか…。この穏やかな心境を得るまで、どれだけ苦労したと思ってるんだ、というか…。

伝わったかなぁ、17年目の真実。

キーワード

秋田県内エリア

Writer

まだむ ユキコ

まだむ ユキコ

秋田市出身、秋田市在住。2003年~2010年、Sodatsu.com、ママニティにて育児日記を連載。2010年クルール秋田版創刊、2013年まで編集長をつとめる。現在はフリーライターとして活動中。

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