2021年7月、三種町に「お寺カフェ」が誕生!オーナーは、松庵寺の副住職であり、ミュージシャンでもある渡邊英心(わたなべえいしん)さん。お寺の隣にある築50年以上の古民家をDIYでリノベーションし、地域内外の人が集う「Terra Cafe(テラカフェ)」に変貌させました。
お寺カフェはなぜ生まれた?
きっかけは、親戚所有の貸家が空き家になったこと。「壊すくらいなら、地元の人が集まれる場所にしたいと思いました。もともと、お寺をもっと地域へオープンにしなきゃいけないとは考えていたんです。お寺に気軽に来てほしいと思った時に、カフェなら格式ばらなくていいなと思って」と英心さん。壁にペンキを塗ったり、カウンターのタイルを貼ったり、廃材を使って大工さんと一緒に天井を貼ったり…、家族総出でカフェを完成させました。
Terra Cafeの「Terra」は、ラテン語で地球・大地の意味。カフェを始めてから、がん患者と家族のサロンや子育て相談イベント、地元小学生の校外学習などを開催。「本当にいろんなタイプのお客さんが来てくれるようになり、小さな店ながらも多様な世界がここにあると感じています。今後は、カフェでの出会いが新しい動きを生むような、ここに来ると何かが生まれると思えるような、そんなムーヴメントを起こしていきたい!」と英心さんは話します。
ほっこり、わくわくできる店内
玄関から靴のまま上がると、広々としたワンフロアの空間が広がる店内。カウンター席にテーブル席、ソファ席といろんなお席があるので、一人でも、大人数でも楽しめます。
初めて来たのに懐かしい雰囲気は、古民家ならでは。冬は薪ストーブや干し柿が登場し、さらにほっこりしちゃいます。
ゆったりだけじゃないのがTerra Cafeのユニークなところ。オーナーの英心さんが世界中を回って集めたという品々が、あちらこちらに飾られています。あれはどこの国のもの?とワクワクすること間違いなし!
店の一番奥には、キッズルームを完備(事前予約も可能)。これだけ広々としたキッズスペースを設けているカフェは、なかなかないですよね。
素朴なメニューは地元のお母さんの手作り!
メニューはスイーツとドリンクが基本です。ランチメニューはありませんが、マスタードがピリッとアクセントになったホットサンドやチーズたっぷりのピザトースト(どちらもフルーツ・サラダ付き600円)が食事代わりになります。セットドリンクはコーヒー・紅茶・タイ茶(プラス250円)。単品ドリンクは、カフェオレ、ホットチョコレート、チャイなどのホットドリンク(各400円)、ハーブティーなどのノンカフェインドリンク(各350円)、アイスラテやアルコール(各450円)、100円のキッズドリンクなどがあります。
この日「本日のスイーツ」としてランナップされていたのは、全部で6種類。私は、和製ブルーベリー「こはじゃ」を使ったこはじゃチーズムース(350円)をいただきました。秋田では「こはぜ」と呼ばれますが、三種町のあたりでは「こはじゃ」と言うそう。甘酸っぱさがちょうどいいスイーツです♪ ヴィーガン向けの豆腐とアボカドのガトーショコラ(300円)は、米粉を使っていてとってもヘルシー!ザクザクした食感がやみつきになります。
抗酸化作用のある栄養価がたっぷりの柿を使ったパウンドケーキ(250円)もおすすめ。1つずつラッピングしてくれるので、手土産にもおすすめです。ちなみに、紅茶のブリュレ以外のスイーツは全てお持ち帰り可能。
お店で使っている柿や栗、いちじく、夜のバーで提供するモヒートのミントは、なんと古民家のお庭やお寺の境内で採れたもの。ケーキに使われている「こはじゃ」やハックルベリー、お野菜も、お店のスタッフが自家栽培しているものを使っています。これぞ究極の地産地消!
Terra Cafeは、ご近所さんに楽しんでもらえる地域に根ざしたカフェを目指す小さな居場所。けれど同時に、多様で果てしなく広い世界も目指します。おいしいトーストとスイーツ、飲み物を楽しみながら、新たなムーヴメントをぜひ体感してみてください。
※価格は、すべて税込み。
DATA
【Terra Cafe(テラカフェ)】
秋田県山本郡三種町鹿渡字勢奈尻95-2
電話/0185-87-2502(松庵寺)
営業時間/月曜・水曜・金曜10:00〜16:00
※夜のTERRA BARの営業日時は要確認
駐車場/約20台(松庵寺の駐車場へ)
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