一口食べれば、思わず笑顔になれる―。潟上市や五城目町を中心に出店するキッチンカー「SUNAO」のクレープは、イベントでは毎回行列ができるほど注目を集めています。
SUNAOのクレープは、甘さ控えめのクリームと秋田県産の米粉を使ったもっちり生地が特徴です。店主さんが作るその一枚は、日々家事に、育児に、仕事に。頑張っている自分へのご褒美にぴったり。
公務員からキッチンカーへ。人生を変えた決断

五城目出身の佐々木さんは元公務員。もともとは「カフェを開きたい!」という思いを持ちつつ、新卒では地元に就職。仕事にもやりがいを感じていましたが、「何か新しいことを始めるなら今だ!」と持ち前の行動力を発揮しました。
「実は誰にも相談せずに勢いでキッチンカーを購入したんです。秋田で美味しいクレープに当時はなかなか出会えず、始めてみようと思いました」と笑顔で話す佐々木さん。
2年の準備期間、飲食店での勤務や数々の試作を経て、“国産小麦×あきたこまちの米粉”のオリジナル生地にたどり着きました。もちもちした食感と、本和香糖(ほんわかとう)を使用した上品な甘さで、一度食べれば虜になる味わいです。


家族総出!あたたかさを運ぶキッチンカー
SUNAOの魅力はクレープの美味しさだけではありません。出店時には未経験のお父様が焼き手を務め、弟さんやパートナーもサポート。お母様も加わり「家族みんなが支えてくれたからこそ、1周年を迎えられた」と佐々木さんは語ります。
また、自身の子どもの頃の思い出から、子どもにも丸ごと1つクレープを楽しんでほしいとミニサイズの「キッズクレープ」を用意。帰り際に子どもたちが車の窓から「おいしかったよ!」と声をかけてくれるのが、何より嬉しいそうです。

秋田をもっと好きになる一枚


「秋田には、まだまだ伝えたい”いいもの”がたくさんあるんです。SUNAOのクレープを食べたい、だから今日はあそこに出かけよう!という気持ちになってもらえたら。」SUNAOのクレープは季節の素材を取り入れた”秋田の魅力を伝える一枚”子どもからご年配まで幅広く愛され、イベントの楽しみのひとつになっています。
キャッチコピーは「頑張った自分にSUNAOなご褒美」忙しい毎日の中で、ほんのひととき自分を甘やかす時間を届けています。
ファン急増中!これからのSUNAOに期待

潟上市メルシティを拠点に、各地のイベントへも積極的に出店中。Instagramで発信される出店情報を見て、県内各地はもちろん、遠方から訪れるファンも増えています。「クレープを食べるためではなくても、何か話したい、相談したいというお悩みも大歓迎。なるべくここで出店して、皆さんに覚えて会いに来てもらえたら嬉しいです」と佐々木さん。
SUNAOのクレープを頬張れば、誰もが少し誇らしい気持ちで「秋田っていいな」と思えるはず。これからますます注目を集める存在になりそうです。
