三種町の国道7号線沿いにある、地産地消のお店「JAンビニ ANN・AN(ジャンビニ アン・アン)」。地元農家が丹精込めて作っているお米や野菜、味噌を使った、おにぎりとお弁当、米粉のパンを店内で手作りしているお店です。なかでもコメワッサンは、サクッ&モチッの食感でオープン当初から大人気です。
コメワッサンは6種類。外はサクッ!中はモチッ!で食べ応えあり
米どころ秋田と言えど、米粉を使ったパンを店内で手作りしているお店は珍しいですよね。米粉は地元農家が生産する特別栽培のあきたこまちを製粉し、地産地消を徹底しています。コメワッサンは、プレーン、チョコ、ごま、ベーコン、メープル、あんこの6種類。外はサクッと甘く、噛むとモチッとした食感で、小麦のパンに比べて腹持ちがよく食べ応えがあります。
米粉のパンはこれだけではありません。すぐに売り切れてしまう人気のこまちサンドは、しっとりと柔らかい米粉の食パンを使ったサンドイッチ。その他、生地もクリームも米粉を使ったシュークリーム米クッキーシューなど、米粉のおいしさを新発見できるパンとスイーツが日替わりで並びます。
ワンコインで買える、地産地消にこだわった日替わり弁当
お昼時には、麺類、丼もの、唐揚げなどのメニューが並びます。中でもごはんスペースが空の状態で売られている日替わり弁当は、レジ清算時にホカホカのごはんをその場で詰めてくれます。しかも大盛り無料。おかずは全て地元にこだわり、旬の食材を優先して使っています。この日のメニューは、切り昆布の煮物、きゅうりとちくわの酢物、アスパラとじゃがいもの天ぷら、照り焼き味噌チキン、きゅうりのからし漬け、小松菜のおひたしと、多様なおかずが入っているのもうれしい正にお母さんの手作りお弁当です。
注文を受けてからにぎる、こだわりのおにぎりもまた絶品!
大げさではなく、こんなにおいしいおにぎりは食べたことがない!と感動するおいしさ。お米は三種町の岩川水系のブランド米を使用。塩も男鹿の塩にこだわっています。にぎり加減も塩の塩梅もちょうどよく、このこだわりはお母さんのおにぎりを超えているかもしれません。
(1個120円〜 鮭、おかか、昆布、ツナマヨ、ねり梅、タラコ、筋子の具から選べる)
秋田県内の女性農業者が取り組んでいる6次化コーナー
生産者が加工と流通・販売まで行うことを6次産業と言いますが、秋田県内にもたくさんの6次化商品があります。ANN・ANでは県内の女性農家さんが開発、販売している無添加のジャムや有機栽培のお茶などを集めて販売しています。また、三種町の特産品そら豆を使い、JAそら豆加工部会が開発したまごころ豆板醤は、コクと旨味があり地元で有名な特産品。お店でも、まごころ豆板醤と地元の養豚場かわい農場とコラボした豆板醤ウィンナーを開発するなど、地元ならではの商品作りに力を入れて取り組んでいます。
(秋田県内の女性農家が手がけた、6次化商品を集めて販売している。)
運営形態が変わって新たにスタート!
これまでJA秋田やまもとが運営してきましたが、2020年4月からは、立ち上げに関わった農家女性5人での運営に変わりました。代表の泉牧子さん(写真右)は、「運営は変わっても、パンもお弁当も作っている人は変わっていません。これまで以上に地域とのつながりを大切に、徹底して地元にこだわっていこうというのが新しいJAンビニANN・ANです」と語ります。
(JAから運営を引き継ぎ、新たに出発したメンバー)
(国道7号線沿いの、大きな縦型看板が目印)
巷のコンビニとは一線を画す、地産地消、カラダが喜ぶ食材、本当のおいしさを届けてくれる安心・安全の農家コンビニ。食べることの基本、秋田の食材の素晴らしさを改めて教えてくれるお店です。そして夏は三種町ならでは、ジュンサイソフトも登場するそうです。食べてみたい!
※価格はすべて税込。
【JAンビニ ANN・AN(アン・アン)】
秋田県山本郡三種町鹿渡字町後270
電話番号/0185-87-3002
営業時間/月曜・火曜・木曜・金曜 9:00〜15:00
土曜・日曜・祝日 9:00〜18:00
定休日/水曜 ※ただし配達弁当の注文には応じます。