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【お片付けレポ】「着られる服を着る」から「着たい服を着る」子供服収納

気付けばお部屋がゴチャゴチャ、整理整頓してもすぐに元通りに…と日々のお片付けで苦労していませんか?そんな皆様へ向けて、整理収納アドバイザーによる【お片付けレポート】がスタート!上手なお片付け術を取り入れて、スッキリ快適に過ごしましょう♪

はじめまして!整理収納アドバイザーの畠山彩です。
お片付けに悩むお宅にお伺いして、一緒に問題を解決する「お片付けサポート」を中心に、講座や講演などの活動をさせて頂いています。
私が頂くご依頼は、子育て世代からが大多数。共通するお悩みもたくさんあるのに、毎回違うドラマが生まれます。
これは、そんな笑いあり涙あり(?)、ドラマチックなお片付けサポートについて書いたレポです。

(犬と読書が好きな2児の母です)

「探し物が多い!」と悩むお母さんからご依頼

今回ご相談くださったのは、女の子2人のお母さん、M様。
【お悩み】
・どこにどの子供服をしまったかを忘れてしまう
・いずれ子供部屋に使う予定の2階が物置状態

お伺いしたご自宅はシックな外観、光が溢れるリビング。M様もスタイル抜群なのに柔らかい雰囲気で、おうちの雰囲気とぴったりです。
リビングはすっきりと気持ちよい空間。収納の中も余裕があって、しまった場所を忘れてしまいそうな要素は見当たらないけど…?

お悩みの原因は?

M様「問題は奥の部屋なんです」
半信半疑のままM様に続いて、リビングの奥の廊下を進むと…

(タンスの横は幼稚園に持っていくものが配置されています◎
タンスの上のハンガー収納は、奥に伸びているので数が多いと取りにくくなってしまう配置)

M様「子供服を入れているタンス、中がぎゅうぎゅうなんです!」
彩「女の子の服って種類も多いし、気付いたら増えちゃいますよね!タンスの上につい置いちゃうのもわかる〜!」
M様「しかも子供服があるのは、ここだけじゃないんです」

物置状態と悩む2階にも子供服があったのですが、それより気になったのは、階段下にできていた服置き場。

(階段を登るのにコツがいる状態)

M様「あと、洗濯物が収納できてないんです」

(お母さんのお洋服も混ざっています)

服を置く場所が分散していて、何をどこに置くかも決まっていないから、存在を忘れている服も。

お悩み解決のために

気になる場所を一通り見て、頷き合うM様と私。「子供服が多い!」

【ポイント】
お片付けのゴールを具体的に決めることで、モチベーションアップ!
今回は以下の2つが目標。
①タンスの中を使っている子供服だけにすること
②お下がりはどこにどんな服があるか把握できるようにすること。
「目に付く場所にある服を着る→着たい服を着る」収納を目指します!

お片付けスタート!

(ご夫婦それぞれのご両親からのプレゼントも多いというM様。みんなの愛、溢れすぎ!)

まずは家中のお姉ちゃんの服を全部集めます。サイズアウトした服も混ざっているので、かなりの量!
どんどん出てくる服を見て「まだあるの?!」「ありすぎ!!」と、ふたりで爆笑しながらソファーを服で埋めていきます。

【ポイント】
全部集めることで「どんな種類の服をどのくらい」持っているのかが把握しやすくなります。
この時も、こんなに服があるのに、お姉ちゃんの冬服はほとんどないことが発覚!

1点1点、手に取りながら、「手放す服」「お下がりで残す服(サイズ別)」「今着る服」に分けていきます。

小さくて可愛い子供服を分ける作業自体に癒されましたが、何よりほんわかしたのはM様の表情。
「これよく着てたなあ〜♡」とにっこりしたり、「これはたくさん着たから、さよならでいいかな」と優しい顔をしたり。お子様への愛情がにじみ出てました。

そして同じ作業を、妹ちゃんでも。妹ちゃんの服は、お姉ちゃんより少ないように見えますが…

(お姉ちゃん同様の仕分けをした状態)

お姉ちゃんからのお下がりと合わせてみると「この夏に着る服」がこんなに!

(○で囲った服が今シーズン着る服)

ずらりと並んだ服は圧巻。「こんなに着れるかな?!」思わず吹き出すM様。


彩「お出かけ用とか、幼稚園用とか、シーン別で使い分けしますか?」
M様「うーん…はしません…」
彩「この量の中から、毎日服を選ぶのは大変かもしれないなあ…。」
①毎日選ぶ手間をかけても全種類着せる(楽しい)
②数を減らす(楽ちん)
どちらが正解ってことはないです!どうしましょう?
M様「結局同じ服しか着せないと思うので、減らします!」

同じような服や、妹ちゃんの好みじゃない服を取り除くと、選びやすい量になりました。

収納していきます

【お下がり】
サイズ別に分け、使いたい時にそのまま出せる状態にして、2階に収納。

(実はついでに靴棚も片付けたんです。右奥は靴たち)

【今着るサイズの服】
オンシーズン→1階のタンス、オフシーズン→2階に収納。
タンスにはラベリングして、自分で服を選ぶお姉ちゃんにも分かりやすく。
引き出しの中にはボックス状の仕切りを入れて、服の種類が混ざらないようにしました。

(上のハンガー収納は空っぽになりました。一時的な服掛けとして使えます。
もちろんタンスの上もスッキリ!)

あちこちに分散していた服に定位置ができて、着たい服がどこにあるかわかるように!

後日、M様からメッセージが届きました

「本当に1階はスッキリしました。お姉ちゃんは、ステキ〜と言っていました。
まだまだ整頓する部分はありますが、私の気持ちもかなりスッキリしました!早めに2階も片せるようにして、家族の暮らしやすいお家にしたいと思います。
一人で行うには果てしなかったです。ありがとうございました!」

全部の服を集めて整理すると、今ある服が選びやすくなるだけでなく、持っている服の種類や傾向が分かって、これから買う時にも役立ちます。
一度整理が終わった後は、今ある服の数を基準に「服を買う時は同じ種類の服を手放す」などルールを決めればキープしやすいです!子供服のお片づけの参考にしてみてくださいね♪

キーワード

秋田県内エリア

Writer

畠山彩

畠山彩

整理収納アドバイザーとして講座、講演、お片づけサポート等で活動中。 汚部屋暮らしから片付けのプロになった「めんどくさい」が口癖の2児の母。 時短、楽ちんな暮らしで、年間100冊本を読むおうち時間を実践。チャイルドコーチングの資格も保有。
https://mottoakita.com

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