日に日に寒くなり木々が赤や黄色に色付いてきましたね。能代市二ツ井町にある県立自然公園「きみまち阪」は、10月中旬から11月にかけて紅葉が見頃を迎えます。このきみまち阪にある「きみ恋カフェ」は、今年6月にオーナーが替わり、秋田県産食材を使ったカラダにやさしいオーガニック料理が食べられるお店としてリニューアルオープンしました。
きみまち阪はその名のとおり、坂が多い景勝地。傾斜がちょっときつめの階段を登ると、七座山(ななくらやま)を囲むように流れる米代川の絶景を望み、さらに坂を登ると春は桜、秋は紅葉が素晴らしい景色が広がり自然散策が楽しめます。
きみ恋カフェは、道路沿いの駐車場から徒歩5分程。きみまち阪を代表する「屏風岩」が窓から望める、最高のロケーションで食事が楽しめる特別な場所にあります。
秋田県産食材と麹を使ったオーガニックランチプレート
オーガニック料理の認定講師の資格を持つ、オーナーの南部恵美子さんが「秋田の食材を使ったカラダに優しいお料理を」とメニューを考案。きみ恋スペシャルランチ(日替わり)は、能代産黒毛和牛をメインとした麹のお料理。能代市鶴形のささらそば、三種産の天日干しのお米など、厳選した食材が味わえます。味に深みが出るという麹は、塩麹を3種手作りし調理によって使い分ける徹底ぶり。また、有機JASの規格を満たすにんんじん、玉ねぎ、大豆などを使用し、食の安全も意識したこだわりが詰まっています。
スイーツ・ドリンクもカラダに良いものを
スイーツの材料にも麹を使い、国産小麦や米粉を使うなど良質な材料を吟味。ドリンクもオーガニックを意識したコーヒー、紅茶やごぼう茶などが揃っています。きみ恋ブレンドハーブティーは、ハイビスカス、ローズヒップ、ローズレッドの3種類をブレンド。華やかなローズの気品ある香りが鼻を通り、上品な気分にさせてくれます。きみ恋ブレンドコーヒーの豆は、潟上市の「カフェ・ブレンナー」さんに依頼。きみまち阪をイメージし、3種類の豆をブレンドした、甘く、ほろ苦く、華やかな特別な香りです。
地域が元気になるために、自分にできることを
オーナーの南部さんは、息子さんの野球部の活動を支えるうちに親同士の団結力を実感し「この地域は団結するとすごいパワーが出るんだ」と思ったそう。「野球部をきっかけに、自分でも地域が元気になるような活動をしたいと思うようになりました」と南部さん。能代のお土産品を作ろうとポーセラーツの勉強をし、さらにオーガニック料理の資格を取得。「ポーセラーツのワークショップができるカフェができないかと考えていた時に、タイミング良くきみ恋カフェのオーナー募集を知ってここだ!と思いました」と、市が建設し空き店舗となっていたきみ恋カフェの新たなオーナーとなりました。
カフェタイムはポーセラーツのワークショップも
ポーセラーツは、好きな陶器に好きな転写紙を貼って自由にデザインでき、世界に一つの自分だけの作品が誰でも簡単に作れます。小学生の工作や、お友達同士のグループでの参加も多いそう。申し込みなしでカフェタイムに気軽に体験できます。
ウクレレのオリジナル曲が流れる穏やかな店内
窓が額縁になったような屏風岩の景色を眺めながら、ウクレレの心地よい音色がゆったりと流れる木のぬくもりあふれる店内。なんとこのウクレレの音楽はオリジナルで作曲してもらったというから驚きです。「坂の上までわざわざ来ていただくので、お料理もお店もちょっと特別なものにしたかったんです。ここに来てよかったと感じてもらいたい」と、南部さんは言います。
「このきみまち阪で仕事ができて幸せです。観光や地産地消で地域を盛り上げられたらいいなと思います」と南部さん。一品一品心を込めて作られたお料理は、食べる人の体に入り元気の源になる。そう思わせてくれる「カラダ思い」のお料理と、美しい景色に囲まれた自然豊かな立地が魅力のカフェです。
※価格は全て税込。
DATA
【きみ恋カフェ】
能代市二ツ井町小繋字中島(きみまち阪県立自然公園第一広場)地内
電話番号/090-7803-3117
営業時間/ランチタイム 午前11時30分から午後2時まで
カフェタイム・ワークショップ 午後2時から午後5時まで
ディナータイム 午後6時から午後9時まで定休日/水曜、木曜
営業日/月曜、火曜 午前11時30分から午後5時まで
金曜、土曜、日曜 午前11時30分から午後9時まで