子どもたちの夏休みに合わせて、7月から秋田駅ビル アルス地下1階で開催されている「あきた まちのえき 夏」。手を動かしてものづくりを楽しんだり、食べたり、遊んだり…。誰でもふらっと立ち寄れて、大人も子どもも思い思いに過ごせる、“夏休みの居場所”として、連日賑わっています。
8月9日(土)からは、展示や出展がさらに充実した後半戦がスタート!楽しみ方いろいろの会場内をご紹介します。
※8月8日(金)は後半への切り替え準備のため休業。(ただし、一部エリアで展示設営等を一般公開)

ハンドメイド品の販売から、アート作品の展示まで
東京藝術大学が主催し、秋田市文化創造館を運営するNPO法人アーツセンターあきたと、市民団体trunkが共同運営するこのイベント。出展ブースでは、雑貨やハンドメイドグッズ、ブレンドティーなどの販売のほか、地元クリエイターや秋田公立美術大学の学生有志によるアート作品の展示も行われています。


なかでも注目は、誰でも出展者になれるレンタルボックス「ヒトハコ」。布小物やアクセサリー、ハーブティー、ZINEなど、各出展者の個性が光る作品・商品がズラリと並びます。小学生による壮大な折り紙の展示や、「セミになってみる研究記録」(!?)など、思わず見入ってしまうユニークな展示も!


会場内外には謎解きも用意されており、4つの謎を解くとプレゼントがもらえます。
その他、土日を中心にワークショップや体験イベントも実施。最新情報はInstagramでチェックしてください。
日替わりで楽しめるカフェブース
飲食スペースも充実しています。秋田市四ツ小屋のシェアキッチン「6坪カフェ」が手掛けるブースでは、さまざまな飲食店が交代で出店。おにぎりと薬膳スープの「ておにぎり」、コーヒー&ドリンクの「Sugar salt」、キンパやチヂミなど韓国のおかずの「くるむ」、かき氷の「フレンドフーズMIYU」、焼き菓子の「こよいのおやつ」など、バラエティ豊かな出店者たちの味を、日替わりで楽しめるのが嬉しい!

さらに、秋田の野菜や果物を使ったアイスクリームサンドを販売する「SCOOPS」や、土崎の人気カフェ「雲の巣」のスイーツとドリンクも楽しめます。

ルールなし!工作ブースで自由にものづくり
廃材や遊ばなくなったおもちゃを再利用して新しい作品を作る「かえるラボ」と、秋田市文化創造館の工作コーナー「ソウゾウカンラボ」の合同出展による工作ブースには、紙や木材、プラスチック、布など、多種多様な材料と道具が用意されています。

「何を使って何を表現したいのかは、人それぞれ違います。道具や画材を限定せずにものづくりを楽しんで、自由に表現するきっかけになれば」と話すのは、アーツセンターあきたの芦立さやかさん。
「実際に自分で手を動かすことで、『のりがくっつかない!』とか『固くてハサミで切れない!』とか、デジタルの遊びにはないトラブルがたくさん生まれます。思い通りにいかないことが起こったとき、『そこからどうしよう?』と考えるプロセスを体験できるような場を提供したいと考えています」

また、金・土・日・祝日の14:00~17:00限定で、遊ばなくなったおもちゃを交換できるお店屋さんごっこ「かえっこ」も実施。不要なおもちゃを持っていくと、「カエルポイント」に交換でき、ポイントをためると、気に入ったおもちゃと交換できます。おもちゃはどんどん入れ替わっていくので、繰り返し訪れるたびにワクワクが広がります!
8/9(土)からの後半は約2倍の規模に拡大!
後半は会場を約2倍に拡大。出店・展示が増えるだけでなく、工作スペースも広くなります。中には来るたびに書き加えられていく作品も!
「一度訪れて終わりではなく、夏休みの間毎日いられるような居場所です。お金を使わなくても充分楽しめるので、ぜひ何度も繰り返し遊びに来てほしい」とのことでした。


会場では、美術家・藤浩志さんが実際に作品を制作している様子が見られることも。アートやものづくりを身近に感じながら、子どもと一緒に、自分なりの「まちのえきの楽しみ方」を見つけてみてくださいね!
DATA
【あきた まちのえき 夏】
開催日時/2025年7月19日(土)〜8月24日(日)10:00〜18:00
*火曜定休/8月5日は開場
・前半:7月19日(土)〜8月6日(水)
・後半:8月9日(土)〜24日(日)
※8月7日、8日は一部エリアで展示設営等を公開。一般来場者の入場も可能。
場所/秋田駅ビル アルス地下1階(秋田市中通7-2-1)
入場料/無料 ※一部プログラムの参加等に料金が発生する場合があります。
■ 主催:東京藝術大学
■ 共催:秋田ステーションビル株式会社
■ 運営:trunk、NPO法人アーツセンターあきた
■ 協力:東日本旅客鉄道株式会社