お茶碗に、お椀、お皿。毎日の食卓で使う器だからこそ、お気に入りのもので揃えたいですよね。今回は、秋田県内から沖縄まで、さまざまな作り手のうつわが並ぶ秋田市の「民芸パパヤー」をご紹介します。
うつわのお店を引き継いで
秋田市新屋の参画屋の一角、もともと器と雑貨のお店が入っていた場所で、2021年5月に「民芸パパヤー」がオープンしました。「前のお店が閉店されるということで、そのお店に作品を納めていた作家さんからやりませんかと声をかけていただいたんです。」と話すのは、オーナーの阪本真千代さんです。
店内には、秋田、益子、長野、沖縄など、全国各地で作られたうつわが並びます。
秋田の器と沖縄のやちむん
取り扱い品の中で半数を占めるのが、秋田の作家のアイテム。陶芸家の渡邊葵さん(白岩焼和兵衛窯)や田村一さん、金工家の坂本喜子さん、漆作家の高橋睦さん、秋田市の中嶋窯さんや五城目町の三温釜さんなど、人気作家の器が揃います。
そして秋田の作家の次に多いのが、沖縄の作家の「やちむん(沖縄の焼き物)」です。
「やちむん」は、今全国的に人気が高まっていて、うつわ業界でもひっぱりだこ。そんな中、阪本さんは自身が沖縄の美術大学出身で、沖縄の陶芸家との繋がりがあったことから、沖縄のさまざまな窯元を紹介してもらい、少しずつ取り扱いを増やしてきました。
その土地でできるものから作られるうつわの魅力
「土を自分の手で取ってきたり、釉薬を手作りしたり、素材から手をかけて作っている作家さんの作品に惹かれる」と話す阪本さん。そうした視点で集められた民芸パパヤーのうつわは、1つ1つのテイストは異なるのに、まとめて一緒に並んでもしっくりとなじみあいます。
1年のご褒美に♡気になるアイテムをピックアップ!
日々アイテムは変わりますが、取材時に店頭に並んでいた商品の中から、注目のアイテムをご紹介!1年がんばったご褒美に、新年を迎える準備におすすめです。
①高橋睦さん(秋田)のお椀
このお椀でお正月のお雑煮をいただいたら、良い1年を迎えられそう!お店が窓口となって、メンテナンスにも対応してくれるのも嬉しいポイント。一回買ったら一生もののお椀です。
②田村一さん(秋田)の酒器
民芸パパヤーでは、田村さんの作品の中でも土物を中心に取り揃えています。手にしっくりと馴染み、毎日の晩酌に使いたい酒器です。
③宮崎匠さん/山上(長野)のお茶碗
手にしてびっくりしたのが、その軽さ。普遍的な美しい見た目に加えて、使い勝手のよさが組み合わさったお茶碗、これはご飯がすすみそう。
毎日、長く使える少数精鋭のうつわ
日常に溶け込むやわらかな美しさや、使いやすさを持つ民芸パパヤーのうつわの数々。あまりものを持たないタイプだという阪本さんですが、「少数精鋭でも、毎日使える器として長く使ってもらえたらいいな」と話してくれました。
商品は随時入れ替えがあり、人気作家さんのアイテムだと、入荷して1〜2日で完売することもあるそう。最新の入荷情報は、Instagramでチェックが吉です!
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DATA
【民芸パパヤー】
住所/秋田市新屋表町10-14 参画屋
定休日/日曜(冬季休業有)
営業時間/13:00 〜17:00
駐車場/なし
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