毎週水曜日の11時。五城目町の「いちカフェ」にパン屋さん「bake house GABUGABU」がやってきます。この水曜日を狙って!足繁く通う熱烈なファンがいるほど、知る人ぞ知る人気のパン屋さんです。
いちカフェの2階の一角を借りて手作りパンを販売しているのは、この町に住む舘岡美喜子さんです。五城目町出身のご主人とともに、5年ほど前に秋田市から引っ越してきた舘岡さん。
「両親が現役で頑張っているうちに、五城目に戻ってやりたいことをやった方がいい!」という周囲の後押しもあり、移住前から将来を見据えてパン作りを極めることに。秋田市内のパン教室に通うだけでなく、大阪にある専門学校の通信教育も始めたそう。「大阪でのスクーリングでは、業務用機材に触れたりするなどより深くパン作りを学ぶことが出来ました」と舘岡さん。五城目町に移住と同時に、パン工房を自宅に併設して、卸売り専門のパン屋さんを始めました。
何があるかは、お楽しみ!!
取材に訪れた日は、シナモンロール、粒あんバターサンド、ベーグル8種類(いぶりがっこマヨネーズ、くるみと黒豆、ホワイトチョコアーモンド、ピーナッツバターチョコチップ)、スコーン2種類(マロン、メープルくるみ)というラインナップ。
「その時に作りたいものを作っているんです。これを作りたい!と思う時もあれば、何を作ろうと悩む時もあって。お客さんからリクエストがあると助かります」とのこと。どうやら、今日の夕飯何食べる?と悩むのと一緒のようです。
GABUGABUさんのパンの中でも、特に種類が多いのが”ベーグル“。「パンや焼き菓子を作るための資料として本をたくさん読みました。そこで、ベーグルも色んな組み合わせがあってイイんだ!と思い、色々な組み合わせを想像して作っています」。そうやってこれまでに作ったベーグルは100種類近くにのぼるとか。その中で、人気だったものをチョイスしていき、今では20種類から30種類の中で作っているそう。
白神こだま酵母と大潟村産の小麦粉をはじめ、なるべく秋田県産のものを!と、原料にこだわって丁寧に作られているものの、価格はぐっと抑えられてありベーグルだと150円~280円ほどです。
ベーグルは冷凍して1ヶ月間の長期保存が可能なため、なかには買いだめに来るという方も。「潟上市から仕事の休みをここに合わせて、ほぼ毎週買いにきています。職場の分、家族の分、自分のストック分など毎回ごっそり買ってます!」と常連さんのお話を聞いていると、あっという間にパンの入った番重が品薄状態に…。冷凍したベーグルは霧吹きで水を吹きかけた後、アルミホイルに包んで焼くと焼き立ての味に!詳しくは、販売時に舘岡さんが丁寧に説明してくだいます。
五城目町はあったかい
五城目町は、移住して来る方が多いこともあって、すぐに馴染むことが出来たという舘岡さん。「移住する前、色々な事業者が入った”BABAMEBASE”へ挨拶に行った時、五城目で活躍されている方々と知り合うことができました。”いちカフェ”さんもお店を始めようとしていたタイミングで、お店で販売してみませんか?とお声を掛けてもらったのがここで販売を始めたきっかです。同じ時期に新しい挑戦をする仲間がいるということで励みになりました。お客さんにも恵まれているし、ありがたいです」。
いちカフェだけでなく、「ごじょうめ朝市plus+」や不定期で販売することもあるとのこと。詳しい販売日は、インスタグラムで要チェックです!将来はご主人と二人で小さなカフェを作れたらいいな、と考えているそう。きっと温かいカフェになるんだろうなと今から楽しみです。
※価格は税込みです
DATA
【bake house GABUGABU】
Instagram
<販売日>
●いちカフェにて 毎週水曜日 午前11時~
●ごじょうめ朝市plus+
※他にも不定期で販売する日があります。詳しくはインスタグラムにて