いよいよ夏本番!毎日あっついですね〜!そんな真夏日に、ひんやりスイーツの定番「かき氷」はいかがですか?秋田市大町にオープンしてから3年目を迎えた、かき氷専門店ハチコオリをご紹介します。
レトロモダンな店内
ハチコオリが店を構えるのは、繁華街の川反通りから一本西側にある赤れんが館通り。一番近い有料駐車場に車を停めて1分ほど歩くと、築100年を超える古民家をリノベーションした店舗が見えてきます。白いのれんと、ずらっと貼られたメニューポスターがいい味出してますね。
店内に入ると、木のテーブル席とカウンター席が並ぶレトロモダンな雰囲気。古民家の「和」な趣だけでなく、「今」風のおしゃれもあって、そのアンバランスさが魅力的です。天井にはドライフラワーがぎっしり!
手削り氷と、旬のフルーツにこだわったメニュー
店主の伊勢さんがこだわっているのが、昔ながらの手回し式かき氷機!その名も「初雪」。手動のかき氷器を使うお店は全国的にも珍しく、シャリシャリと静かな音は古民家にピッタリです。手回しは氷が薄く削れるので口当たりがふわふわ柔らかになって、私は初めて頭がキーンと痛くなりませんでした!
ハチコオリが大切にしているのは手作り感。かけるソースもすべて無添加・自家製です。旬のフルーツや素材を使ったメニューのほとんどは、実際に農家さんの元を訪れて仕入れたもの。週1〜2回くらいのペースでラインナップが新しくなるので、毎週のように通う常連さんもいます。
まず注文したのは、定番のいちごミルク(1,100円)。使われているいちごは、宮城産とちおとめです。ソースは上にも中にもかかっていますが、追いソース用のカップがついてくるのがうれしい!氷は口に含んだ瞬間すぐになくなるほど、優しい口当たり。
席にストローが用意されているので、氷が溶けた後のジュースもおいしく召し上がれ♪
夏らしさ100%のスイカ(1,100円)もおすすめ。羽後町産チッチェがソースにもトッピングにも使われています。チョコチップがスイカの種みたい!ほんの少し加糖されただけのソースは、フルーツ本来の味がしっかり感じられます。
夏はフルーツ盛り!男鹿の若美メロンやブルーベリー、五城目のラズベリー、桃、巨峰にシャインマスカット…。7月から8月にかけて、たくさんの味がお目見えするのでラインナップはSNSでチェックをしてくださいね。どのメニューも、農家さんの収穫状況次第で販売終了となるので、お目当ての味はお見逃しなく!
春・秋・冬も楽しめる新しいかき氷文化を、秋田で!
店長の伊勢さんが目指しているのは、なんと通年通してかき氷を楽しんでもらうこと。かき氷といえば夏!というイメージがありますが、春は桜、秋は栗、冬はみかんやりんごなど、どの季節でも楽しめるよう季節感あふれるメニューを考案しています。
夏は氷が溶けやすいのでスピード勝負でシンプルなメニューが並びますが、夏以外の季節は工夫を凝らしたかき氷が食べられるのが特徴。例えばクリスマスの季節には、クリームをあしらったケーキのようなかき氷がメニューに加わります。
ストーブでがんがんにあっためた店内で、冷たいかき氷を食べるという贅沢。そういう新しい食の楽しみ方が雪国の秋田にあるって、なんだかワクワク&面白いですね!
※価格はすべて税込み。