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【先輩womanに聞く】自分らしく・楽しく働く秘訣って? 〜鈴木 康子さん〜

それぞれの分野で活躍している人生の先輩にインタビューをする【先輩womanに聞く】シリーズ。第2回目のゲストは、シンガポール在住の日本人を対象にしたフリーマガジンを毎月発刊するWAON PTE LTD(ワオン・プライベート・リミテッド)を立ち上げた鈴木康子さん。世界を舞台にさまざまな事業を展開している鈴木さんに、a.woman編集長の北林がインタビューしました。

(千秋公園にて。北林編集長(左)と鈴木さん(右))

突き動かしたのは、成長できる喜び

北林:鈴木さんは、秋田を出て東京で就職した後、シンガポールの会社に転職、さらに現地で起業もされていますよね。さまざまな土地で行動し続ける、そのバイタリティの秘密を知りたいです。

鈴木:小さい頃に関西から秋田へ引っ越した経験があるので、もともと異文化に触れることや移住に抵抗感がないんです。東京で働いていた頃、働く楽しさを教えてもらったことも大きいですね。たくさん叱られて大変でしたが、そこから多くの学びがあり、自分の成長を感じられる幸せを知りました。親戚にシンガポールの会社へ誘われた時も、「海外で働くってなかなかないチャンスだな、勉強になるな」と捉えて移住を決めました。

北林:シンガポールに行く時に恐怖心はなかったんですか?

鈴木:ぜんぜん!もちろん行く前に必死に語学の勉強はしましたが、結局、現地でしか学べないことが多かったですしね。本を読むだけじゃ分からないこと、その場で体験することでしか学べないことがほとんど。ここでも、成長できる喜びを感じていました。

仕事は、生きる力の源

北林:現地で起業されたWAON PTE LTDの事業について詳しく教えてください。

鈴木:WAON PTE LTDは、シンガポールに住む日本人向けのフリーマガジン「マンゴスティン倶楽部」を発刊しています。20年以上シンガポールで実績を重ね、今は日本国内およびアジア諸国のイベント企画、マーケティングなども行っています。
私たちの会社は、英語・中国語のコピーライティングが高く評価されているんですよ。シンガポール人ならどういうコピーがあれば日本の商品を買うのか、現地の文化や価値観の違いを体験しているからこそ、地に足のついた広告の打ち方ができると自負しています。

(2018年にシンガポールで行った日本産米を使った丼イベント「どんぶりレボリューション」)

鈴木:もっと日本ファンを海外に増やしたいという想いから、2010年、外国人を対象にした無料情報誌「WAttention」を世界11ヶ国で発行する和テンション株式会社も東京に設立しました。日本の情報に特化したフリーマガジンとして、海外で現地メディアとして展開しているのはWAttentionだけです!このほか、インバウンドの市場調査やプロモーション事業を、自治体などと一緒にやっています。

(台湾旅行博に出展した時の様子)

北林:事業に邁進する鈴木さんにとって、仕事とは何でしょう?

鈴木:生きる力の源ですかね?社会や人に価値あるモノ、コトを提供し、役に立っていることを実感すると嬉しくて、今ここにいる自分への自信にもつながっています。誰もが、誰かに貢献したいと思う気持ちを持っているはず。仕事って、楽しいですよ!

(「マンゴスティン俱楽部」発行20周年パーティの様子)

場所にとらわれない働き方を、秋田で

北林:その後、2020年から地元秋田にお住まいを移されたんですよね。

鈴木:コロナパンデミックがきっかけです。2020年3月に一度東京に帰ってきたら、入国制限が始まりシンガポールに戻れなくなってしまって…。そこからは、仕事は自宅でリモート、食事はAmazonで食材を注文する生活。これなら東京に住んでる意味がないのでは?と思い、「田舎暮らしをしたい」と言う東京生まれ東京育ちの夫と共に、秋田に移住しました。シンガポールや東京での仕事は引き続き継続しています。

北林:そして現在、秋田県内でもプロジェクトを進行中だとか…!

鈴木:私はこれまで、日本の自治体の海外プロモーションに関わる中で、地方が持つ課題を目の当たりにしてきました。何か貢献したいと思っていたところに、美郷町とご縁があり、海外から見ても魅力的な資源があるこの町で「@miroku・AKITAプロジェクト」を始めたんです。東京の通信販売の会社とも連携して、東京や海外で売れる秋田の商品企画・販売や、イベント、プロモーション事業を行っていきますよ。
その拠点となるのが、美郷町六郷地区に完成予定の民泊施設WAttention House@miroku AKITA(通称・ミロクハウス)。企画した商品を販売するだけでなく、キッチンやカフェスペースでオーベルジュのメニューを提供したり、和食シェフ、お菓子教室をやってみたい人など、仲間を募集中です!

(ミロクハウスの平面図案)

大事なのは、ワクワクできること

北林:鈴木さんは、これからの時代の働き方をどう捉えているのでしょう?

鈴木:(株)アミューズや(株)パソナなど、大企業がどんどん本社を地方に置き始め、コロナ禍でリモートワークも浸透しました。これからますますどこで働くかは関係なくなり、秋田に住んでいても世界の仕事をする人が増えると思っています。実際当社も、情報誌のデザインは日本に住む日本人が、SNSはアメリカに住む日本人が担当。営業もZoomでできるのでアシスタントは日本在住。クラウドワークスなどを活用すれば、勉強好きで、向上心がある人は、副業やフリーランスで稼げちゃう時代です。

北林:今の時代に活躍できる人の共通点はありますか?

鈴木:全体を見れること、でしょうか。自分の立場だけでものごとを見るのではなく、会社や社会全体を見て、自分が貢献できるポイントを知る「自己分析」ができていると、活躍の幅は広がります。
あとは、やっぱり熱量が大切。自分がやりたいことをやっていたら、楽しくてワクワクするはずですから、熱量は自然と上がって、勉強する姿勢も向上心もUPしますよ。

北林:最後に、自分らしく・楽しく働くためのアドバイスをお願いします!

鈴木:まずは、やりたいことや理想像を明確にしましょう!どういう自分になりたいかをイメージすると、今の自分に足りないことが見えてきます。そこを勉強する。最低限YouTubeや本で学習したら、次は実践経験での学びへとつなげてみてください。近い分野でアルバイトや副業をしてみてもいいと思います。会社が副業OKではなかったとしても、諦めずに交渉するんです。どこの会社だって、その人のこと考えてくれているはずですよ。
専業主婦のスキルだって役立ちます!家事ってすごくマネージメント能力が必要。仕事以外で培ったスキルにも、自信を持ってほしいです。私は料理は好きだけど、整理整頓と掃除がダメで…。誰かにミロクハウスの家事をお手伝いしてもらえたら嬉しいです(笑)。
現代は人生100年時代。生涯現役を意識する時代です。焦らず、のんびり、自分のペースで、楽しくやりがいある仕事をしていきましょう!美味しいお酒、食事、キッチンでビール飲みながらつまみを作ることでリフレッシュしながら、私も頑張ります!

北林:なんてグローバルで、エネルギッシュで、パワフル‼︎ 鈴木さんのお話を聞いてると、くよくよしてる自分がちっぽけで、なんか悩みとか、吹っ飛びます(笑)。仕事に欠かせない「熱量」と「学び」を大事にしながら、自分らしく私のペースで働いていきたいと思いました。鈴木さんのパワーが、a.woman読者にも届きますよ〜に!

★10/15(土)秋田市主催「誰もが活躍推進フェスタ2022」でゲストとして登場します!詳しくはこちらから

DATA

【鈴木 康子 さん プロフィール】
兵庫県出身、秋田県育ち。秋田西高校卒業後、東京の秘書専門学校へ。求人情報誌の営業部門を経て、起業。シンガポール在住日本語情報誌「マンゴスティン俱楽部」を発行するWAON PTE LTD、訪日外国人向けプロモーション会社 和テンション株式会社代表取締役。クレア(自治体国際化協会)公式プロモーションアドバイザー。
2020年までは東京とシンガポールの二拠点生活を送りながら、会社をマネジメントしていたが、コロナパンデミックをきっかけに、2020年12月より秋田市に在住し、東京とシンガールの事業を継続中。2022年度より、秋田の国内外の関係人口を増やす「@miroku・AKITAプロジェクト」を秋田市と美郷町を拠点に準備中。

WAON PTE LTD ホームページ
和テンション株式会社 ホームページ
マンゴスティン倶楽部 情報サイト
@miroku・AKITAプロジェクト ページ

Writer

平元 美沙緒

平元 美沙緒

徳島生まれ、秋田市在住。一児の母。まちづくり、子育て、クラフト、農村、伝統建築に興味のアンテナあり。まちづくりに関する話し合いの場の進行・企画を行うまちづくりファシリテーターでもあります。おしごとブログ
http://section-a.jugem.jp/

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