2023年5月、日本海を一望できる温泉宿泊施設「八森いさりび温泉ハタハタ館」に隣接する産直施設「産直ぶりこ」館内にオープンした「地物食堂どはち」。地元で獲れた魚を使った海鮮丼をはじめ、自然豊かな八峰町の食材を使用した地物料理を提供しています。
飲食店経験なし!異業種を営む町の若手6人が立ち上げ
地物食堂どはちを立ち上げたのは、八峰町を盛り上げたいという思いで集まった6人の若手有志たち。漁師、農家、宿泊施設経営、建設関係と、それぞれ異業種を営んでおり、2年前から定期的に交流会を開催していました。
以前から「八峰町のために何かしたい」と話していたという6人。産直ぶりこ内の軽食コーナーを活用してほしいという依頼を受けたことをきっかけに、メンバーが獲った魚や、育てた米と野菜を使って海鮮丼を作ることを思い付きました。
飲食店経験者がいない中で、試行錯誤しながら準備を重ね、八峰町のブランドサーモンである「輝サーモン」の水揚げシーズンに合わせて地物食堂どはちをオープンしました。
地元で獲れた新鮮な旬の魚が味わえる海鮮丼
海鮮丼に使用する魚は、旬の季節や漁の状況に応じて日替わりで提供しています。この日は、まぐろ・鯛・いくらが乗った三種の海鮮丼!(1,500円※価格はネタによって変動)鯛は、底引き網漁の船長をしているメンバーが岩館漁港で漁獲した八峰町産。厚めに切られたプリプリのお刺身がたっぷり乗っていて、贅沢な食べごたえです♪
お米は八峰町産の「つきあかり」を使用。こちらもメンバーの一人であり、地物食堂どはちを運営する「合同会社DOHACH」代表の米森雄大さんが育てたお米です。
「つきあかりは、あきたこまちほどの粘りはなく、冷めてもおいしいので、海鮮丼の酢飯にピッタリなんです」と話す米森さん。元々旨み成分の強いお米に、乾燥しいたけの粉末を加えて炊き上げることで、出汁の旨みがギュッと詰まったおいしいご飯に仕上がっています。
八峰町のブランドサーモン「輝サーモン」は、毎年5月頃から約3か月間の期間限定で提供。脂がのっており、とろけるようなおいしさです!
爽やかな酸味のさるなしソフトクリーム
小ぶりのキウイフルーツのような、ちょっと珍しい果物。八峰町産の「さるなし」味のソフトクリーム(300円)は、スッキリとした酸味が特徴。どはちがオープンする前から同直売所で提供していた、根強い人気のご当地ソフトです。甘さ控えめで、ヨーグルトのようなさっぱり感があり、食事の後でもペロリと食べられます♪
漁師ならではの鯛出汁ラーメンも♪
金・土曜限定で提供している鯛出汁の塩ラーメン(800円)は、鯛のアラをたっぷり使って出汁を取ったスープが絶品!化学調味料を一切使用しておらず、魚本来の旨みがしっかり味わえます。鯛の切り身が乗った贅沢な一杯で、地元の人にも人気が高いメニューです♪
八峰町を盛り上げたいという思いが詰まった「どはち」
「どはち」の「ど」は、英語の「do」からとったもの。「はち」は八峰町を示しています。行動することを意味する動詞の「do」に、八峰町を盛り上げたいというメンバーたちの気持ちが込められた前向きなネーミングです。
「どはちを目当てに八峰町に来てくれたり、八峰町に来たついでに寄ってくれたりしたら嬉しい」と話す米森さん。実際に、現在のお客さんは県内外からの観光客が多いそうです。
「固定観念にとらわれず、自分達が食べて『本当においしい』と思ったものを提供していきたい」と話してくれた米森さん。海や展望台、温泉も近く、八峰町の自然を満喫できる絶好のロケーションです!八峰町の味をまるごと堪能しに行ってみませんか!
※価格は全て税込です。
DATA
【地物食堂どはち】
秋田県山本郡八峰町八森御所の台51
産直ぶりこ内(八森いさりび温泉ハタハタ館隣)
駐車場/あり
営業時間/9:00~15:00(※海鮮丼提供…11:00~14:00)
定休日/月曜、火曜
instagram
X(旧Twitter)