横手市十文字に、秋田県初となる発酵バルつきゲストハウスをつくるクラウドファンディングのプロジェクトが進行中。
築100年の蔵のある物件をリノベーションして、ゲストハウスにバーを備えたHostel&Bar Camosiba(カモシバ)がこの春オープンする予定です。
横手生まれの女性が1人で始めたプロジェクト
このプロジェクトを始めたのが、Hostel&Bar Camosibaオーナーの阿部円香さんです。
地元横手市の出身で大学を機に上京。その後休学し、約30か国を旅した経験を持ちます。帰国後、将来は自分の好きなことを仕事にしたいと考えた時、浮かんできたのが「ゲストハウスのオーナー」という道だったそうです。
大学卒業後、2015年にUターン。実家の家業である麹屋を手伝いながらゲストハウスを立ち上げるべく、物件探しから始めました。
そして出会ったのが、運命の物件。元お茶屋さんだった蔵のある空き家です。
横手市といえば、内蔵のある町の増田地区があるように、蔵の文化が息づいていた土地。その中で使われずにそっと息をひそめていた蔵と出会ったことで、阿部さんのプロジェクトが本格始動します。
たくさんの仲間たちの手が支えたリノベーション
「現存するものを引き継ぎ、そこに新しい価値を与えたい。」という想いから、建物はなるべくDIYでリノベーションすることに。
「お宝発掘大作戦」と銘打った大掃除をしたり、キックオフイベントとして地元ミュージシャンによるライブを開催したりしながら、さまざまな人がリノベーションに参加。地元の学生、日本一周中の旅人、賛同してくれる様々な人々などなど、これまでに200人以上が日本中からここに集い、共に汗を流してきました。
出会いを深め“醸し合う”空間を目指して
蔵部分は、地元のお酒や発酵食品、阿部さんが出会った海外のお料理などを提供する発酵バルに。そして母屋部分は、宿泊のできるゲストハウスへと変貌を遂げる計画です。
阿部さんが目指すのは、外から訪れる人と、内で暮らす人が出会い“醸し合う空間”。
「十文字は、旅人を導き、周囲の繁栄を促した猩々(しょうじょう)の像の言い伝えがあるこの場所で、まさにそんな存在になりたいと思っています」と語ります。
完成まであとわずか!クラウドファンディングに挑戦中
たくさんの人々の想いが込められたHostel&Bar Camosibaも完成まであとわずか。
この春にはオープンの目途がたってきました。
「私一人では、ここまで来れませんでした。もうすぐ、思い描いてきたこの場所が形になります。もう単に私だけの夢ではないこの場所を、どうしてもどうしても作り上げたい。」
そう語る阿部さんが現在取り組んでいるのが、クラウドファンディングによる資金調達です。
目標金額は300万円。3月17日現在で達成率は約50%で、終了まで残すはあと7日と迫ってきました。
これまでのプロジェクトを通して、すでにこの場所Hostel&Bar Camosibaと、人々とのつながりが生まれ始めています。この“醸し合う空間”がこの先どうなっていくのか、見てみたいですよね。サポーターは多ければ多いほど、心強いはず。がんばる阿部さんのプロジェクトを、みんなで応援しませんか!?
<クラウドファンディングって?>
クラウドファンディングとは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という言葉を組み合わせた造語で、インターネットを通じて不特定多数の人から資金を集める仕組みのこと。
【Hostel&Bar Camosiba】
住所:秋田県横手市十文字町曙町7-3
※2017年春オープン予定
Hostel&Bar Camosiba facebookページはこちら
「発酵のまち・横手に秋田初のゲストハウスを作りたい!」
https://readyfor.jp/projects/guesthouse-akita