皆さんは、手ぬぐいや風呂敷にどんな印象をお持ちですか?「昔ながらのイメージしかない」という方は、ぜひ秋田市の雑貨店「しょっぷ MA-NA-HI」を訪れてみてください。こちらは、“暮らしを彩る和小物の使い方”を教えてくれるとリピーター人気の高いお店。店内に入ると、所狭しと並んだ色鮮やかな布小物たちが目に飛び込んできます。
おしゃれなものを!との想いで集めた手ぬぐいたち
オーナーの二星さんは、元スノーボード選手という経歴の持ち主。とある試合を観戦中、選手が大怪我を負ったものの、すぐに手当できない状況に遭遇し、「こういう時に使える便利なものはないか」と思っていたそう。
その後、手ぬぐいが注目集めていることを知りましたが、「手ぬぐいは便利だけど、古臭いしおしゃれじゃない」とのイメージから一念発起。もともとの雑貨好きも相まって、日本各地の手ぬぐいメーカーや職人さんを訪ね歩き、手ぬぐいを中心に二星さんの感性に合う良品を探し集めました。
(オーナーの二星さん/右と、スタッフの佐々木さん)
手ぬぐい(1,000円〜)は、伝統工芸士が手がける昔ながらの注染(ちゅうせん)という手法で染め上げたものを、常時100種類以上取り揃えています。手間ひまのかかる技術を最大限に活かしながら、手ぬぐいの固定観念を覆す今どきのデザインのものがずらり。
(モダンな柄の手ぬぐいも多数。いろいろな日常使いができそう)
いろいろあります!手ぬぐいや風呂敷の活用法
店内には手ぬぐいをいろいろな形で飾っていて、楽しみ方のヒントがあちこちに。「季節を感じられる柄を数多く揃えていますので、まずは飾ることがおすすめですね。タペストリーにしたり額縁に入れたり、ファブリックパネルも人気です」と二星さん。
飾る以外でも、スカーフやバンダナ、ギフト包装紙、ランチョンマットなど、さまざまなシーンで活躍してくれる手ぬぐい。二星さん曰く、「手ぬぐいはくたくたになったら雑巾にしたり、縦に裂いてハタキにしたり、食器の緩衝材にも使っていますよ」と、上級者の使い方を教えてくれました。
また店内の一角では、「“ハッピー”をテーマにしたおしゃれなものを」という二星さんの想いを形にした、MA-NA-HIオリジナルの手ぬぐいやグッズも展開(写真下)。欧州ではラッキーモチーフと言われているてんとう虫などをデザインした、カラフルな手ぬぐいや手ぬぐい雑貨が目を引きます。
ビビッドな色合いや大人女子が楽しめる花柄が並ぶのは、なんと風呂敷(1,000円〜・写真下)。こちらもかごバッグの内布や、手芸用の布地、エコバッグ、バッグの持ち手に巻く、ワインを包む、テーブルクロスなどなど使い方はさまざま。
中川政七商店やアランジアロンゾも!
ほかにも人気なのが、伝統工芸と現代的デザインを融合させ、全国的に人気がある老舗メーカー中川政七商店のふきん(写真下・400円)。奈良の特産品で綿100%の蚊帳生地を使用しており、吸水性・通気性・速乾性に優れ、厚みもほどよく使い勝手が抜群。使い込むほどに柔らかさが増し、煮沸消毒をしても柄の色がさめにくいんだそう。
さらに、「たまごクラブ」のキャラクターデザインでも知られるアランジアロンゾのグッズも豊富に揃っています(写真下)。幅広い年代の女性に人気のこのブランドを常設で取り扱うのはここだけで、県外からのお客さんも多いとか。
今回取材して、布の楽しみ方がこんなにあるんだ!と目からウロコでした。自分の暮らしを楽しむためもよし、贈り物にもぴったりな手ぬぐいなどの布小物は、簡単に気分を変えてくれる便利なアイテムですね!
※価格はすべて税別。
【しょっぷ MA-NA-HI】
秋田市保戸野千代田町17-11
TEL・FAX/018-811-2266
営業時間/11:00〜18:00
定休日/月曜、臨時休業、年末年始
manahiホームページ