「♪秋田名物八森鰰々 男鹿で男鹿ブリコ 能代春慶桧山納豆 大館曲わっぱ」
大館市の名物として秋田音頭にも謡われている大館曲げわっぱ
そんな大館曲げわっぱの「伝統」と「食」と「交流」の場として、
今年(平成30年)8月にJR大館駅近くにオープンしたのが、「わっぱビルヂング」です。
大館の曲げわっぱの歴史は古く、17世紀後半までさかのぼります。
慶長7年(1602年)、徳川家康の命により、現在の茨城県である常陸の国から秋田へ国替えとなった佐竹義宣に従い秋田入りし、慶長15 年大館城代小場義成(後の佐竹西家)が下級武士の副業として大館名産の秋田杉を使った曲げわっぱ作りを推奨したのが、大館曲げわっぱが広く知られるようになった始まりと言われています。
長い歴史を経て、昭和55年に国の伝統的工芸品に指定された大館曲げわっぱは、秋田杉の木のぬくもりが感じられ、普段から使うことで深みが増し日常的に愛用できるので、国内外で大変人気が高い工芸品です。
観光・ビジネスの拠点として、また地域の魅力・人・仕事に出会える場として、人々がつながる「わっぱビルヂング」には4店舗が入居しています。
大館曲げわっぱの伝統と今をつなぐ「柴田慶信商店 ギャラリー&ショップ」
わっぱビルヂング1Fの「柴田慶信商店 ギャラリー&ショップ」では、製品の購入やお手入れの相談、修理の依頼はもちろん、ワークショップスペースでの曲げわっぱ製作体験(要予約)もできます。
(曲げわっぱ制作体験ができるワークショップスペース)
ほかにも、創業者である柴田慶信氏が収集した世界の曲げ物を展示しているスペース「世界の曲げ物ミュージアム」もあり、気軽に店内を見て回れる明るい雰囲気で、伝統的工芸品である大館曲げわっぱがとても身近に感じられるショップです。
(「世界の曲げ物ミュージアム」に展示されている国内や世界各国の曲げ物の数々)
ビル内のお手洗いはぜひ見てほしいこだわりが。
曲げわっぱの洗面台など、わっぱビルヂングならではの空間です。
曲げわっぱのギャラリーとショップ以外にも1Fにカフェ、2Fにコワーキングスペース、人事サービス企業が入居しています。
かわいいスイーツとコーヒー「S.witch cafe(スイッチカフェ)」
1Fのギャラリー&ショップのお隣、こだわりのコーヒーとスイーツがおすすめのカフェです。
コーヒーのテイクアウトもできます。
駅前でちょっと一息つける素敵な空間です。
お店の情報は、Webサイト、Twitter、Instagramで!
新たな交流スペース「MARUWWA(マルーワ)」
2Fは、オープンスペースや会議室などを利用できる
シェアオフィスとコワーキングスペース、コミュニティサロンになっています。
Wifiや複合機なども完備しているので、出張などで大館を訪れた時など、とても便利に利用できます。
空き状況や料金などは、Webサイトでご確認ください。
大館駅前に誕生した、わっぱビルヂング。
伝統と食と交流を伝える大館の新しいスポットです。
大館を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
【わっぱビルヂング】
https://wappa-building.com/
大館市御成町1丁目12-27
【柴田慶信商店 ギャラリー&ショップ】
0186-59-7123
営業時間/10:30〜17:00
定休日/火曜日 *不定休あり
【S.witch cafe(スイッチカフェ)】
https://switchcafeodateakita.wixsite.com/s-witch
営業時間/11:00~20:00
定休日/火曜日
【MARUWWA(マルーワ)】
https://maruwwa.com/
0186-59-6777
営業時間/10:00〜20:00
定休日/火曜日