女性がイキイキと働くためには、働きやすい環境と周囲のサポートが必要不可欠です。そこで女性活躍を推進する企業県内トップクラスの「第一生命 秋田支社」を訪問し、副支社長と業務リーダーにインタビューしてみました!
女性が働きやすい環境をつくるための制度
第一生命保険(株)は、社員の9割を女性で占め、女性管理職の割合を2020年代早期に30%を目指しています(現在は24.2%)。「子育てをし家事もこなし、仕事も両立し役職にも就く、そんな活躍する女性を増やしていきたい。そのためには福利厚生をいかに充実させるかが重要」と話す松本副支社長。詳しく聞くと、充実した制度がたくさんありました!
まず育児休暇は最長25カ月。出産を経験するほとんどの人が取得しています。ふたり目がすぐできた人は3年取得の人もいるとか。他に、マタニティ休暇や育児のための時短勤務、家族の転勤に合わせて自身の異動も可能なふぁみりぃ転勤、孫誕生休暇(3日)や、男性の育休を推進するパパトレーニング育児休業(最長25カ月)もあります。
(副支社長の松本貴道さんと生涯設計推進 グループ業務リーダーの草薙愛美さん)
「見える化」の実施で叶う周囲のサポート
このような充実した制度を実施するには、周囲のサポートが必須です。第一生命では常に業務内容の「見える化」を心がけ、声を掛け合い、業務分担を可能な限りオープンにし「他の人がどんな仕事をしているのか分からない」がないように努めています。その方が、効率よくサポートできますと副支社長。
業務リーダーの草薙さんは「終了時間を考えながら仕事の割り振りをしてくれる上司の気遣いを感じます。早く帰宅しなければいけない時は、社員同士でお互いに頼み合うので、頼みやすい環境があります」と話します。
効率よく仕事するコツ
草薙さんは、現在ふたりのお子さんを育てながら仕事と育児に奮闘中。「育児休暇明けはテンポをつかむのが大変でしたが、自分のやり方を見つけられればなんとかなります」と笑顔で話します。毎朝5時半に起床、お弁当・晩ご飯の準備・子どもを保育園に送り、8時半に出社。限られた時間の中で効率よく仕事をするには「この仕事をこの時間まで終わらせると決めること。するとどんどん仕事が早くなりました」。さらにふたつのノートを使い分け、マンスリーは全体的なスケジュール管理、ウイークリーはすぐやる事を記入。先をみて、早めにできることは早めにする事を心がけているそうです。
保険営業の充実した研修制度
第一生命では営業担当者を「生涯設計デザイナー」と呼んでいます。保険営業は、お客様と信頼関係を構築し、一生涯にわたってお客様に寄り添うやりがいのある仕事です。生涯設計デザイナーは随時募集しており、新入社員には毎月さまざまな研修を行い教育も充実しています。結婚して、子育てをしながら働く女性には、福利厚生のしっかりした会社は目を引くようです。
このような充実した制度があれば、妊娠しても子育てしながらも安心して働くことができます。大企業だからこそできる制度もありますが、中小企業であっても真似できる事はたくさんあると感じました。秋田にもこんな「女性活躍を推進する企業」がもっと増えてほしいですね。
【第一生命保険株式会社 秋田支社】
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