「小さな子どもがいるから…」「車いすだから…」。さまざまな理由でコンサートへの参加をためらっている方はいませんか?
今年NPO法人として再スタートしたNAOのたまごでは、入場制限を一切もうけない音楽コンサート「じゃないコンサートvol.5」を9月21日(土)に開催します。
「〇〇じゃない」コンサートとは?
プロの音楽コンサートと聞くと、舞台に上がってはいけない、大声を出してはいけない、子どもの泣き声もご法度、車いすの席は決められたスペースだけ…。静かに、決められた席に座って、耳を傾けるというイメージがあります。
しかし!「じゃないコンサート」では、寝っ転がって聴いてもOK、ピアノの下にもぐって振動を感じながら聴いてもOK、ケガさえ気を付ければ歩き回ってもOK!
赤ちゃんが泣いてもダメ「じゃない」。じっと座ってないとダメ「じゃない」。障害者だけ「じゃない」。健常者だけ「じゃない」。どんなふうに楽しんでもいい「じゃない」!
そんな自由な音楽コンサートをつくるきっかけとは、何だったのでしょう?NPO代表の佐々百合子さんはこう話します。
「重度の障害を抱えて生まれた長男尚武は、5年前、2歳で天国へ旅立ってしまいました。介護に充てていた時間がぽっかりと空いた時、同じように悩む障害児・者やその家族のためにその時間を使いたい!と思い立ち、NAOのたまごを立ち上げました。団体のメイン事業と言ってもいいのが、このコンサートです。障害があってもなくても、小さな子どももお年寄りも、誰もが一緒に楽しめるプロの音楽コンサートを開きたい!そんな想いで企画しました」。
とことん自由に音楽を楽しみたい!その想いに共感したプロの音楽家たち
当日演奏するのは、作曲家のピアニスト&ボーカリスト石塚まみ、サックス奏者の苫米地義久、ドラムス&パーカッションの石川智の3名のアーティストたち。
vol.1から連続出演する石塚まみによる「音のスケッチコーナー」は、毎年好評の来場者コラボ企画。来場者がその場で描いた絵や言葉をもとに、即興で演奏します。来場者と演奏者が一体となるあたたかい時間を楽しめますよ。
また、秋田ノーザンハピネッツMCとしてもおなじみの保泉久人による詩の朗読会や、来場者それぞれが会場で楽器を作り、演奏者とのコラボセッションを繰り広げるイベントも企画されています。
毎年100名ほどの来場者でにぎわう「じゃないコンサート」。とにかく楽しい気持ちを大切にしているそう。
誰もが気兼ねなく過ごせるようスタッフが柔軟に対応してくれますので、参加に不安がある方は遠慮なく問い合わせてみてください。
みんなで創り上げるぜいたくな音楽の時間を、心おきなく楽しみましょう♪
【じゃないコンサートvol.5】
日時/2019年9月21日(土)開場13:30 開演14:00
会場/にぎわい交流館au多目的ホール(秋田県秋田市中通一丁目4-1)
入場料/大人2,000円(当日2,500円)、高校生1,500円(当日2,000円)、小中学生500円(当日1,000円)、乳幼児無料
*NAOのたまご正会員、身体障害者手帳・療育手帳ご提示の場合、当日でも前売り料金
*2名以上の介助者が必要な方は、2人目以降の介助者1名につき1,000円
*9月19日(木)までの予約は前売り料金(販売数が定員に達した場合、当日券の発売を中止)
予約方法/①直接販売、②ホームページの専用メールフォーム、③メールまたはフェイスブックページの個別メッセージ
【問い合わせ先】
特定非営利活動法人NAOのたまご
電話番号/090-2633-3017(佐々)
E-mail/naonotamago@gmail.com
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