520年続く歴史深い五城目朝市ですが、近年は高齢化が進み、出店者も買い物客も減少していました。そんな中「朝市を盛り上げよう!」と2016年からスタートした、ごじょうめ朝市plus+(通称;朝ぷら)が今、大きなムーブメントを起こしています。子育て世代とシニア世代、新旧一体となった、新たな五城目朝市。その魅力をご紹介します。
定期朝市(下一桁が2、5、7、0の日に開催)の日曜にあたる日に朝ぷらは開催されます。老若男女、幅広い年齢層約3,000人が訪れるまでに急成長しました。ベビーカーを押しながら、犬の散歩をしながらでも、様々なお店で買物ができるのは青空市ならではですね。
母さんたちが山菜、野菜、漬物などを並べる昔ながらの朝市風景もありつつ、若い世代の出店も多いのが朝ぷらの特徴。ハンドメイド雑貨や焼き菓子、コーヒーなどの出店もあります。
子どもたちに大人気の50円工作教室。季節行事などにも合わせ毎回違う工作を教えてくれます。地元の子どもたちを中心に、朝ぷらの日曜はワクワクしすぎて早起きするほどだとか。
伝統も、オシャレも、チャレンジもごちゃまぜ。だから色んな人が集まる。
この朝ぷらを成功に導いたのが「五城目朝市わくわく盛り上げ隊」です。中心メンバーの、左から石田さん、佐沢さん、丑田さん、坂谷さんにお話を伺いました。
「伝統を守りながらも、若者、子育て世代も一緒に楽しめる朝市を目指そうと、まずは知り合いの出店してもらえそうな人に声かけし、同時に集客活動をしたのが朝ぷらの始まりです。今では出店者も増え、ある意味なんでもありの新旧ごちゃまぜ状態。それがいいんですよ。」と言います。出店料は町内の人は110円、町外の人は210円と、とにかく安いのが五城目朝市の特徴で、気軽に小さな商いにチャレンジできます。
夏は浴衣de朝ぷら、秋は仮装de朝ぷらなどの面白いイベントも企画しています。情報を分かりやすくまとめ、若者をターゲットとしたチラシを作成したり、SNSを使って告知や朝市がにぎわう様子を紹介。「自分たちが楽しいからやってる」と話すみなさん。出店者も訪れた人も、楽しい!が連鎖して盛り上がった朝ぷら。盛り上げ隊の活動からこの賑わいが生まれました。
いつ来ても出店が違うから、次は何に出会えるかお楽しみ
五城目朝市名物の大判焼やおけそば、地元産のお酒、木いちごはもちろん、遠方からの出店も増え、B級グルメも味わえます。最近ではカブトムシ、ウーパールーパー、など個性的で面白いお店もあったり、飛び入りでフルート演奏をする人など、なんでもありのお祭り騒ぎ!
家族のお手伝いをするかわいい子どもの姿もあり、中には自ら小物を作って売りお小遣いを稼いでしまう子もいるそう。幼い頃から商売に触れられるのは貴重な経験。この朝市が楽しい思い出として子ども達の記憶に残っていくんですね。
朝市通りに人が集まるようになったことで、町内にお店をオープンする若い人もでてきたとか。地域の女性たちが集まってはじめた朝ぷらをきっかけに、町に明るい希望が見えるようになったというのは感動です。
6月25日(日) 午前9:00〜 朝市通りで朝ぷら開催!!
なんでもあり、ごちゃまぜお祭り騒ぎの、新たな五城目朝市へ。ぜひ一度遊びに行ってみてください。自分も出店してみようかな?と意欲も湧いてくるかもしれませんよ!
■2017年、今後の朝市plus+開催予定
6月25日(日)、7月2日(日)、7月30日(日)、8月20日(日)、
8月27日(日)、9月10日(日)、9月17日(日)、10月15日(日)、
10月22日(日)、11月5日(日)、11月12日(日)
時間/9:00〜12:00(定期朝市は7:00〜12:00)
場所/五城目町下夕町通り(通称:朝市通り)
■五城目町HP(出店申し込みは五城目町商工振興課まで)
http://www.town.gojome.akita.jp/gojomeasaichi/665.html
■五城目朝市わくわく盛り上げ隊 Facebook
https://www.facebook.com/asaichimoriagetai/