柔らかな光が差すゲストハウスYuzakaのラウンジのカフェ
木々が鮮やかに色づき始め、紅葉の秋が深まるこの頃。ゆっくり淹れたドリップコーヒーに心が和む季節です。鹿角市大湯にあるゲストハウスYuzakaのラウンジの空き時間にオープンするカフェKotoriusagi coffeeでは、こだわりのコーヒーと手作りスイーツ、そして、コーヒーレッスン講座が行われています。
コーヒーによく合うグルテンフリーの手作りスイーツ
東京の飲食店でスイーツを担当していた店主の細井可奈さんが作る自慢のデザートは、グルテンフリーで米粉などが使われています。コーヒーによく合うチーズケーキにこだわり、お客さんからは、「ケーキ屋さんにはないチーズケーキだね」と言われるほど。日替わりでさまざまなチーズケーキが登場します。
エチオピアの森で育った野生のコーヒーを広めたい
Kotoriusagiでいただけるのは「アンドロメダエチオピアコーヒー」というエチオピア産の野生のコーヒー。コーヒーの収益金でエチオピアに医療機器を寄付したり自立支援を行う、NPO法人高麗の活動の一貫として販売されているコーヒー豆です。
「生きる上でのいろんなことに気づかせてくれたエチオピアと、NPO高麗に恩返しがしたくて、このコーヒーを広める活動をしています」と言う細井さん。このエチオピアコーヒーの活動と共に、コーヒーの歴史や文化に興味を持ち、知識を深め、コーヒーが宝石のように感じるほどに魅了されたそうです。
コーヒーの世界が広がる「コーヒーレッスン」
Kotoriusagiで時折企画される「コーヒーレッスン」は、幅広い年代に人気の講座。ただコーヒーの淹れ方について学ぶのではなく、コーヒーの歴史、世界のコーヒーの楽しみ方など、各回によってテーマが変わります。ゲストハウスYuzakaのゆったりとした雰囲気も含めて、コーヒーを飲む時間が好きな人が参加しているそうです。「コーヒーに興味がある人たちが集まって、一緒にこの場を楽しみたい」と細井さん。コーヒーレッスン開催の日時は、Facebookで案内されるので、コーヒー好きの人は要チェックです!
今回は特別に。スパイスコーヒーの淹れ方を教わりましたよ!
「コーヒーの好みはそれぞれなので、これは私のやり方ですが」と言いながら、今回は特別に「スパイスコーヒー」の淹れ方を教わりました。(無理を言ってすいません)中東の国ではカルダモンをコーヒーと一緒に淹れるのが一般的なんだとか。Kotoriusagiさんでは、カルダモン、シナモン、スターアニス、グローブを加えます。
はじめは少量のお湯を入れ、30秒ほど蒸らします。その後3分くらいゆっくりと時間をかけて、1杯を淹れる感覚で。最後は全部のコーヒーが落ちる手前で引き上げると、コーヒーのえぐみが抑えられるのだとか。初めて飲んだスパイスコーヒーは、異国を感じる華やかな香りでした。
自家製野菜も売っている、実はマルシェカフェ
細井さんのお家は、十和田高原野菜のブランドで野菜を栽培、販売している農家さん。お店の入り口でも、さまざまな野菜が販売されていました。晩ご飯の材料に手に取りたくなりますね。
日常のバタバタとした時間の流れを、一端立ち止まるきっかけをくれる、美味しい一杯のコーヒーとデザート、そしてレトロで落ち着いたお店の雰囲気。なんか疲れたな…という時に、Kotoriusagi coffeeのコーヒーの香りで癒されてみませんか。
※価格は全て税込。