県南地方も春の気配に包まれ、気持ちのいい青空の日が続いています。今日は大仙市旧中仙町に2019年6月にオープンした、ご夫婦が営むまちのパン屋さん「Boulangerie Le rond (ルロン)」をご紹介します。
地域に根ざしたお店を目指す
大仙市出身のご主人の雅貴さんは元料理人。関東では、飲食店の経営や新規店舗の立ち上げにも関わってきたそうです。「地元の力になれれば」とご実家のガレージを改装してお店を構えました。小さい頃からパン屋さんになるのが夢だった奥様の幸子さんと、二人三脚で毎日おいしいパンを焼き上げます。
小麦粉は大潟村産、塩は男鹿産、秋田県産と無添加にこだわり、誰でも安心して食べられるパン作りを目指しています。店名の「Le rond(ルロン)」は、フランス語で「輪になって」という意味。地元食材をふんだんに使ったパンで、秋田県内でルロンの輪が広がっていきます。
選ぶのが楽しい、おいしいディスプレイ
20種類以上の商品が並ぶ店内。お二人におすすめや食べ方を聞きながら選ぶのも、お店の楽しみ方の一つです。お店にいっぱいに広がる焼き立ての香りと、目の前いっぱいに並ぶパン。ゆっくり時間をかけてお選びください。
リピート間違いなし「甘辛焼きカレーパン」
お店のNo.1商品は、月間6,000個売り上げた「甘辛焼きカレーパン」。揚げてないのにサクッとした食感と、秋田牛のカレーが絶品です!
遠方からの予約も多数「極生食パン」
甘辛焼きカレーパンに並ぶ人気商品「極生食パン」。普通の食パンと違って、そのまま食べても、とろけるような口どけ。トーストしてアレンジしてもおいしい。甘さ控えめで、次はどうやって食べようか楽しみが広がるパンです。ハーフサイズでの販売もうれしい!
ご夫婦のアイディアがつまった商品多数!
研究熱心なお二人の作る新商品にも注目です。毎回違う商品が並んでいるので、自分のお気に入りを探してみてください。私のおすすめはカンパーニュ。ハード系のパンもたくさんありました。
あっと驚くパンを作る
お二人の今後の目標は、今よりも地域に根ざしたお店にすること。「自然豊かなこの土地には、他の地域の人が知らないおいしい食材がたくさん。もっと地産地消にこだわってパンを作りたい」と話す雅貴さん。これからも、秋田の人が見たことのない、あっと驚くパンを作っていきたいと語ってくれました。
JR田沢湖線の鑓見内駅から徒歩圏内。これからは近くの斉内川の桜も美しい時期を迎えます。自然に囲まれたお店「Boulangerie Le rond」でおいしいパンを買って、ゆっくり歩いて春を探すのもいいですね。
※価格は全て税別です。