大仙市大曲に2018年にオープンしたパン屋さん、焼きたてパンポッポ。昔からここにあるかのような佇まいと、種類の豊富さ、親しみやすさで地元の人を中心に人気の街のパン屋さんです。
サラリーマンを辞めてパン屋へと転身した東京都出身の夫の拓也さんと、地元、大仙市出身の奥様の佳織さんとでお店を始めた小泉ご夫妻。2人は東京のパン屋で働いていた頃に出会い、結婚。独立してお店を出そう!と決めます。最初は横浜市など東京周辺で物件を探しましたが、条件に合う物件になかな出会えず出店場所に悩むことに。
他にどこの場所がいいか考えた末、子どもも生まれて間もなかったこともあり、佳織さんの両親が近くにいる大仙市が安心なのでは?ということで、ここの場所を選んだそう。リフォームは佳織さんの実家である小松建築に依頼。希望通りのお店ができあがり、今ではすっかり地元に馴染んでいるパン屋さんです。
あなたは何派?
人それぞれ、好きなパンの味ってありませんか?例えば、クロワッサンはパリパリ派かしっとり派か。食パンは角食派か山型派か、などなど。言い出すとキリがありません。
メロンパンは、余計なトッピングなしのシンプルが一番!と思っている私は、実は以前からここの極ふわメロンパン(130円)のファンでした。ついでに毎回、誘惑に負けて、追加で必ず塩パン(100円)も買ってしまう、隠れファンです。
「メロンパン、塩パンはずば抜けて人気があります!多い人では10個ほどまとめて買っていかれますよ!」と佳織さん。
「地元のお客さんが多いですが、秋田市や横手市の方からも買いに来てくださる方もいるようです」と拓也さん。私にとっては、ありそうでなかなかない、原点回帰のようなメロンパンなのです。
人気のパンの秘密とは?
そんな、大人気のメロンパン、塩パンのおいしさの秘密を伺ってみると、「メロンパンは焦がしバターと沖縄県産の黒糖を。塩パンにはヒマラヤ岩塩を使っています」とのこと。素材の味がダイレクトに伝わる、パンだからこそ材料は大事な要素です。そして、それに加えて、小泉夫妻の飾らないお人柄がパンからもにじみ出ているため、好感が持てるパンが仕上がるのかもしれません!
「値段にしても味にしても毎日食べられるパンがいいと思っているんです。高級なパンではなく、普段食べる用に地元の皆さんに使って頂ければ」と拓也さん。惣菜パンも多く、子どもやお父さんたちにも好まれそうです。
2人のおすすめパンは、これ!
そんな拓也さんのおすすめは、「パリパリ豚まん」。肉まんの具材をパンで包み、さらに春巻きの皮で巻いて揚げたピロシキのようなパンです。「単純に、春巻きが好きなんです。なので巻いてみたくて」ということで誕生したパンということ。
続いて、佳織さんのおすすめは「明太フランス」。「ソフトフランスを使っているお店もありますが、ウチのはガリガリに硬いフランスパン。このガリガリがおいしいんです!」。食べる直前に焼き直しすると、さらに香ばしいガリガリが出来上がります!ぜひお試し頂きたい!
「コロナの影響もあって、パン屋も大変ですが、ここで長く続けていきたいですね」と拓也さん。50種類近いパンが店頭に並びますが、普段の食事から新作をひらめくこともあるそうで、季節ごとにラインナップが変わります。これからの秋の季節、新作が楽しみです!
DATA
【焼きたてパンポッポ】
住所/大仙市大曲花園町5-17
営業時間/9:00~17:00 ※完売次第閉店
定休日/日曜日、月曜日(不定休あり)
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