さむーい冬。今年も秋田は雪が多くて大変ですね!雪国だからこそ楽しめる、とっておきのサウナ体験はいかが!?東成瀬村で昨年オープンした「井戸端サウナ」。今ならなんと!というか冬限定!雪にダイブして至極の“ととのい”体験ができちゃいますよっっ!
“日本で最も美しい村”東成瀬の大自然をサウナで満喫
みなさん、サウナはお好きですか?今や空前のサウナブーム。老若男女がサウナで“ととのう=心身ともに整った状態になる”時代がやってきました。かくいう私、かつては「水風呂こわい(心臓止まりそう)」「熱くて意味が分からない」とサウナを避けていましたが、その心地良さを知ってしまったがために、「スキあらばサウナ!」と日々過ごしている1人です。
今回ご紹介する井戸端サウナは、秋田では珍しい“完全貸切型のアウトドアサウナ”。運営するのは、東成瀬村地域おこし協力隊の奈良 悠生さんと内野 翔太さんのふたりです。
ふたりは2020年に地域おこし協力隊として着任し、地域の魅力を発信する活動を行う中で生まれたのが、東成瀬の自然とサウナを組み合わせるという構想。2021年の夏、軽トラックの荷台にサウナを積んだ移動式の「軽トラサウナ」をレンタルし、東成瀬ほたるの里公園をベースに井戸端サウナとして営業を開始します。
“日本で最も美しい村”にも選定され、豊かな自然に溢れる東成瀬村。湧水が点在し、水がきれいなことでも有名です。公園内には成瀬川が流れて、さらにちょっと歩くと滝。これらを水風呂代わりにできるとあって、秋田のサウナー(サウナ好きの人たち)界隈がザワつきました。
クラウドファンディングで仲間と作りあげたサウナ
そして自分たちでサウナを立ち上げることを決意した2人。クラウドファンディングを活用しながら資金を募り、仲間たちと共にほぼ自力で作り上げたサウナがこちらです。
茶室をイメージしたというサウナのデザイン。茶室の入り口をくぐったら、外での身分には捉われずみんなが対等という茶の湯の精神を取り込んでいます。貸切のプライベートな空間の中で、一緒にきた友人も、家族も、上司もみんな平等にサウナを楽しむ。まさに井戸端会議的なコミュニケーションが自然と育まれていきます。
内装には全面に地元の秋田杉を使用。入り口が小さく、下に位置しているので、サウナ内の温度が一定に保たれます。さらに中ではお好みのタイミングで自分でロウリュする、セルフロウリュ(※)が可能です!ロウリュ水には東成瀬で採れるクロモジのアロマが入っていて、とってもいい香りがするんです。
※ロウリュ…サウナストーンに水をかけて熱い蒸気を発生させ、室内の温度を一気に上げて発汗を促すこと
冬だけのとっておき!パウダースノーにダイブ!
そしてサウナで存分にあったまったら、冬だけの特別なお楽しみ!雪へダイブ!!
…と、私も正直思ってたんです、「雪にダイブって、そんな…」「何なら痛そう」と。いやいやいやいや、これは別物!!
アッツアツな体を、ヒエッヒェの雪が一気に冷却!雪がサラサラで、肌からすぐに溶け落ちるから冷たすぎることはありません。水風呂とはまた異なる、別次元の心地良さ。説明力不足が心苦しいですが、この凄さはご体感いただくのが一番です!
そしてサウナの横には休憩ができる別棟があり、2階でチェアに寝ころびながらゆっくり体を休めることができます。ここの窓から眺める東成瀬の景色がまた、美しくて。しかもいい匂いがしてきたと思ったら、薪ストーブでソーセージが焼けていて。もう(涙)。
雪のあるうちに!みんなでサいこうなサウナ時間を
雪ダイブができるのは、降雪シーズンのみ。今のところ、3月いっぱいは楽しめそうとのこと。4月からは雪状況を見ながらの営業となりますので、詳細はInstagramにてご確認ください。
親しい中でもふとするとコミュニケーションが減ってしまいがちな今。だからこそ、みんなで一緒に井戸端サウナであたたまりませんか。おおらかで雄大な自然の中、心が解放されていくと、いつもできない話もできちゃうかも。家族と、仲間と、大切な人と。冬のスペシャルなサウナ体験をお楽しみください!