旬の果物をふんだんに使ったスムージーや濃厚なポタージュで話題の「ひなたエキス」。2店舗目となる秋田店が4月15日にオープンしました。国際教養大学に隣接する店舗には、新たにイートインスペースが設けられ、食事メニューも加わる予定です。周囲には秋田県立中央公園などがあり、お出かけの楽しみに足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
空き店舗に手を入れて開店
国際教養大学の緑豊かなキャンパス近くに「ひなたエキス 秋田店」はあります。三角窓が連なる店舗は、空き店舗になっていたレストランをリフォームしたもの。隣には農園が広がり、のどかな雰囲気です。秋田市と秋田市周辺の農村地帯の両方に近いことを強みに、農家さんから新鮮な果物や野菜を仕入れてスムージーやポタージュ、食事メニューに加工し提供するそうです。
素材そのものの味を生かして
早速、ひなたエキスの代名詞ともいえる「果物のスムージー」を味わってみました。今回は「イチゴのスムージー」でした。凍らせた秋田産イチゴと牛乳をミキサーにかけたスムージーと、イチゴのコンフィチュールの2層になっており、混ぜながらいただきます。後から加えた甘味は、コンフィチュールに加えたてんさい糖のみというシンプルさで、イチゴのおいしさがそのまま感じられる一品でした。
秋田店では、お食事メニューも登場する予定です。米粉やトウモロコシ粉などを材料にしたガレットで、新鮮な野菜を巻いた「季節野菜のガレットロール」などです。野菜は県内の農家から直接仕入れ、その時々に収穫された採れたてのものを使います。ガレットと果物を組み合わせた「季節の果物のガレットスイーツ」も近々登場する予定です。
素材の味を濃厚に届けたい
「ひなたエキス」は、2021年4月に仙北市で1店舗目がオープン。旬の果物と野菜を生かした、スムージーとポタージュが人気となりました。「素材の味を濃厚に届けるということを常に頭において、何ができるかを考えてきました」と社長の須﨑裕さんは話します。お店を開いて驚いたのは、ほとんどが女性客で、しかも秋田市から足を延ばしてくれる方が多かったことでした。お客さんと農家さんの両方に近く、農産物の加工場も併設できるということで、須﨑さんの母校でもある国際教養大学近くに2店目を出すことを決めたといいます。
秋田店にはイートインスペース(36席)が加わり、座ってくつろげるのも大きな特長です。「日常の慌ただしさから少し離れて、ゆったりした気分で過ごしてもらいたいです」と須﨑さん。さらに、スペースを生かしたイベントなども計画中です。週末にはファーマーズマルシェを店内に設け、採れたての農産物を直接手に取ってもらいます。いずれは、生産者と消費者、さらに国際教養大生との交流の場になればとの期待もあるそうです。
秋田市雄和地区は大きな公園などがあり、お出かけに最適な季節を迎えています。ドライブがてら、ひなたエキスに立ち寄るのも楽しいのではないでしょうか。今年のGWのお出掛けスポット、イベントをご紹介します。
◆秋田県立中央公園(フィールドアスレチック、ファミリーピクニックゾーンなど)
◆made in Yuwa 春の工房展めぐり(5月1-7日)
国際教養大学に進学したのをきっかけに、秋田の自然に魅了されたという須﨑さん。学生時代から自転車で自然の中に出かけたり山菜取りに親しんだりしたそうです。須﨑さんが感じる秋田の魅力を、あらためて地元の人たちにも知ってもらいたいと思い、食を通じた活動をしているとのこと。「ひなたエキス」を通じてこれからどんな美味しいものに出会えるのか、私も楽しみです。
※価格はすべて税込みです。
DATA
【ひなたエキス 秋田店】
秋田市雄和椿川奥椿岱194‐1
電話/018-853-1030
営業時間/9:00~17:00
定休日/第2水曜日
駐車場/10台
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※お食事メニューは現在準備中です。
※満席の場合はテイクアウトをお勧めいたします。