クライミングって、どんなイメージがありますか?かっこいいけどなんだか難しそう…という方も、秋田市にあるTO-DO(トド)クライミングに一歩入ると、そんな気持ちはどこかに行ってしまいます!この記事を読めば、親子でクライミングに挑戦したくなってしまうかも?!
そもそも、クライミングってどんなスポーツ?
クライミングは、道具を使わずに自分の手足で自然の岩場を登るフリークライミングから派生したスポーツです。東京オリンピックの映像が記憶に新しい方も多いかと思いますが、スポーツクライミングには、
①ロープを付けずに5mほどの壁を登り切った回数を競うボルダリング
②ロープを使い、12m以上の壁をどれだけ高く登れるかを競うリード
③世界共通の壁を登る、速さを競うスピード
があり、オリンピックではこの3種目の総合成績で採点されました。
初心者から上級者まで楽しめるジム
TO-DOクライミングには、初心者から楽しめるボルダリングウォール、東北でも珍しいリードウォールに加え、ムーンボードという世界基準のトレーニングウォールもあります。ムーンボードでは、専用アプリでダウンロードした課題をLED点灯させ、世界中のクライマーが共通の課題に挑戦できるんです。そんな本格的な壁もあれば、未就学児向けのキッズウォールもあり、初心者から上級者まで、幅広い層が楽しめるジムです。
親子で初体験してみました!
準備は、クライミングシューズと滑り止めのチョークをレンタルするだけ。まずはボルダリングエリアへ。スタートからゴールまで決められたホールド(※)を使って登る課題に挑戦してみました。全くの初心者でも、話しやすいスタッフさんが傍で指導してくれるので安心です。ある程度アドバイスをくれた後、スタッフさんは程よい距離にいてくれるので、思う存分、気兼ねなく練習できました。
簡単な課題なら、小学生でも登れました!問題はアラフォーの母。絶望的な運動音痴で、温泉で卓球をすることも、町内の運動会で縄跳びをすることもできません。クライミングは、動作は単純で「登る」だけ。ラリーが続かないとか、縄が足に絡まるとか、今まで私が全スポーツで経験してきた「全くできない」という事態にならないんです。必死な後ろ姿は恐らく相当笑いを誘うものだったはずですが、子どもも応援してくれました。
※ホールド:登る時に手や足をかける、壁についている突起物
利用料金は大人は1時間990円、高校生以下は550円。1日いても大人1,870円、高校生以下1,100円で利用できます。たくさん練習したい方向けの、お得な1ヶ月フリーパスポートは大人9,460円、高校生以下5,500円です。初回に登録料金1,650円がかかりますが、年会費などがないので、気楽に体験することができます。
クライミングの魅力は「ゴールがたくさんあること」
課題をクリアできた時に感じるのは、「登れた!」という純粋な達成感です。常に自分のレベルに合った課題に挑戦するので、初めたばかりでも「できた!」という喜びを感じることができるんです。
特に子どもたちは、課題をクリアできると、これ以上ないくらいの笑顔になって、お母さんに抱きついて喜ぶそうです。できなければ悔しくて大泣きし、ひたすら登り続ける子、登り方を研究する子、友達に相談する子、それぞれのやり方で挑戦します。自分で「考えること」そのものを楽しめるのも、クライミングの魅力のひとつです。
子供向けのスクールも
小学生以上、高校生以下が対象のスクールでは、月4回、90分の指導を受けられます。基礎的な知識やルールを身につける初級クラスと、様々な体の動かし方を学んだり、リードクライミングにも挑戦できる中級クラスがあり、どちらも月額4,400円です。同じくらいの力量の子同士が一緒に登って切磋琢磨したり、友達の登り方を見て発見があったり。黙々と自分に向き合いたい子も、仲間とわいわい楽しみたい子も、それぞれの個性を活かしながら上達していきます。
指導してくれるのはオーナーの松本俊之さん、店長の鈴木大(だい)さん。松本さんは令和4年度の東北総合体育大会で秋田県少年男子チームの監督、鈴木さんは成年男子チームの監督を務めています。
楽しみ方は無限大
クライミングは、筋力だけあれば良いというわけでも、体幹だけ鍛えれば良いというわけでもありません。普段は誰より登れる子が苦戦している課題を、他の子があっという間にクリアすることも。だからこそ面白いし、夢中になってしまうんです。また、屋内だけでなく、自然の岩場を登ることだってできます。クライミングは、初心者も上級者も、大人も子どもも、自由に楽しむことができるスポーツです。
気が向いた時すぐできる気楽さもクライミングの魅力のひとつ。この記事を読んで、ちょっとやってみたいかも!と思ったら…何の準備も要りません!手ぶらでOK!ぜひTO-DOクラミングでクライミングの楽しさを体験してみてください。