仙北郡美郷町にある「亀太郎(かめたろう)」は、明治20年から続く老舗の菓子店です。和菓子から洋菓子までユニークな商品が並び、お菓子を選ぶ人を笑顔にさせてくれます。食べてもにっこりの地域に愛され続ける亀太郎を紹介します。
素材の新鮮さに妥協なし
材料や燃料の高騰が続きますが、亀太郎では素材にこだわり妥協はしません。材料は、北海道産の小豆、秋田県産のもち米、国産小麦粉を使用しています。地域の方に安全で安心な味を届けられるように10代目の学さんご夫婦がお店を切り盛りします。
亀太郎の人気商品
美郷町のお寺の石畳をモチーフにした「もなっきぃ」は、さくさく最中に甘じょっぱいクッキーが入っています。お手軽で、ほろりとした食感が美味しい、老若男女から愛されるお菓子です。
発売20周年のロングセラー「餅パイ」もおすすめ。ひとくちサイズの大福をパイ生地で包みサックサクに焼き上げた和と洋が合わさったお菓子です。サクッとしたパイにはフレッシュバター100%を使用していて、やわらかいお餅とのアクセントが◎!
このほかにも、注文が入ってからクリームを詰めてくれる「窯出しシュー」は売り切れ必至の人気商品。ふわふわのチーズブッセ「美郷のかめさま」は塩味が効いて男性人気抜群!3種類の長さが選べる「ものさしかすてら」など、食べるときに会話が弾みそうな商品がたくさん。最近では、赤ちゃんの性別をお披露目するためのジェンダーリベールケーキやウェディングケーキも手がけているそうです。不定期で発売するパンや復刻シリーズもお見逃しなく!
変わらない味と新しいお菓子が魅力
美郷町は、カフェやスイーツ店が新規オープンし、新しいチャレンジも動き出している県南地域注目のエリアです。この地で、明治20年から商いを営み、伝統を受け継いできた亀太郎。商品は市外に卸していないので、リピーターのお客さんやSNSを見た遠方のお客さんも多く訪れます。「作り手が楽しみながら、心も体も元気に菓子作りするようにしています」と話してくれた学さん。ユニークな商品は、温かい雰囲気の作業場でみんなの会話の中から生み出されています。
取材中の店内は、常連のお客さんが店員さんと相談しながら手土産用のお菓子を選んでいたのが印象的です。予算や贈る人に合わせて、たくさんの商品の中から親身になっておすすめを選んでくれていました。亀太郎は現在、作業場をリニューアル中。この先も、食べる人の記憶に残るお菓子を作り続けます。
遊び心を忘れない職人のセンスとお菓子作りへの情熱で、今日もたくさんの人にお菓子で笑顔を届けます。夏の水ようかん、季節限定のフルーツロールケーキなど、シーズンごとのお菓子も楽しみです。おやつの時間がにっこりになる亀太郎で、お気に入りのお菓子を見つけてみてはいかがでしょうか。
※価格は全て税込。