横手市増田町の築130年の古民家で営む、ヴィーガン料理とスイーツのカフェレストラン「しょくでんぷの里」。週末限定のみのオープンで、体に優しい食事を提供し、調味料にまでこだわった本格派のお店です。
古民家×アンティークの店内
「体と心を整えて、毎日を快適に、健康がずっと続きますように」をコンセプトに2015年にオープン。美味しい・嬉しい・楽しい・幸せなヴィーガンを提供しているカフェレストランです。
イタリア製のアンティークと和が調和された店内の家具は、築130年の古民家にも負けない重厚感があり目を惹きます。ところどころに細かい気配りがあり、日常を忘れ、海外を訪れたような気分になります。
一方で、テーブル席とは雰囲気が一変する座敷席も。古民家の風情を味わいながらゆっくりお食事したい方は事前予約も可能です。土間に繋がる小上がりの和室は、ひんやりと涼しく、気持ちのいい風が通ります。
ヴィーガンの実践で「体と心を整える」
ほとんどのメニューで厳選された国産調味料を使用し、自然栽培野菜、100%植物性のヴィーガン料理とスイーツを提供しています。幅広い世代の方が同じ空間で楽しめるように、軽食だけでなくボリュームのあるメニューも充実。ラーメンやうどんパスタ、カレーもすべてヴィーガン対応です。
五目野菜塩らーめん(1,078円)は、新鮮な野菜がたっぷり。優しいお出汁と野菜の旨みがつまった本格ラーメンで、大満足の一杯です。柚子胡椒で味変すると、ピリッとアクセントになって食欲も進みます。
動物性の食材を使わず、さっくりと焼きあげた米粉スイーツも人気です。ピスタチオやラズベリー、レモンの米粉サブレやビスコッティなど、グルテンフリーなので、健康志向の高い方、アレルギー持ちのお子さんにもおすすめ。
「ヴィーガンだからこれはダメ」というルールで縛るのではなく、ときどきヴィーガンの実践が長続きのポイント。お店に足を運んだ際には、自分のために一食一食を大事にする時間を過ごすことができます。
「食傳布(しょくでんぷ)」のお店づくり
お店の名前には、「健康円満を願い、お料理を召し上がってくださる皆さまへ心を込めておもてなし」という意味が込められているそうです。
驚きなのは、お店で提供しているお米や野菜、米粉のほとんどを、スタッフの皆さんで自家栽培していること。「食材へこだわり、たくさんの人を食で幸せにしたい」という思いから平日には農作業に励みます。お店に来店された方の中から「お田植え仲間」を募り、休日は大勢の仲間と作業することもあるそうです。
自然と触れ合う中からアイディアを出し合い、仲間と楽しみながら農業の計画を立てたり、女性の笑い声が絶えないしょくでんぷの里。体の中に入る食べ物を扱うときには、感謝と遊び心を持って真摯に向き合い、幸せのおもてなしでお客さまを迎えます。
「ヴィーガンって敷居が高そう」と感じる方も気軽に入れるオープンな空間で、観光客もおひとりでもふらっと入りやすいお店です。ちょっと疲れた体を癒す優しいお食事で心地よい時間をお過ごしください。
※価格はすべて税込です。