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〈大仙市〉大曲の花火を満喫!「はなび・アム」で学べば花火がもっと楽しくなる

全国の花火師が渾身の花火を打ち上げる「大曲の花火」。日本三大花火大会として、世界中の人々を魅了する「全国花火競技大会」が今年は8月31日に開催されます。今回は花火の前に訪れたい!花火を知り・学び・体験できる施設「花火伝統文化継承資料館 はなび・アム」を紹介します。

(2023年第95回全国花火競技大会 大会提供花火 写真提供:大仙市)

はなび・アムは、花火のまち大仙市を象徴する施設として2018年にオープン。花火の歴史や製造方法、鑑賞の仕方を学ぶことができる常設展示のほか、市民グループ「花火伝統文化継承プロジェクト」と協働で収集・保存している花火に関する資料を企画展示しています。

見どころ満載の館内を紹介!

(4階展望展示ホール)

展望展示ホールは、花火をイメージした曲線で資料が配置されています。館内には椅子がたくさんあるので、大曲の景色を眺めながら読み応えある資料にじっくり目を通すことができます。

(大曲の街並みを見ながらゆっくりお過ごしください)


日本の花火の始まりは、花火の原料である火薬が伝わった16世紀の戦国時代ごろ。その後どのように広まって、全国で花火大会が開催されるようになったのか年表で解説しています。

(世界に誇る日本の花火のあゆみを壁面で解説)

花火の構想から始まる花火づくり。なかなか見ることのできない作業風景を工程別に映像で見られるエリアです。

(本物そっくりの花火玉の断面図の模型も展示)

一般的に見られる丸く開く花火は「割物」とよばれ、このほかにも「小割物」「ポカ物」など大きく分けると3種類。これを知っておくだけでも「次はどの花火が上がるのか」ワクワクしながら鑑賞することができます。

(打ち上げ花火を中心に、代表的な花火の種類を紹介)

本物と同じ素材で作られた花火玉レプリカは、重さや大きさも忠実に再現。玉の大きさによって、どのくらいの花火が打ち上がるのか、スカイツリーや東京タワーと比較できます。3号玉から10号玉まで、持ち上げて重さを感じてみてください。

(花火筒の長さや仕掛けを解説)

「はなび創作工房」は、花火玉に星(花火の中の火薬)を模した積み木を自由につめて、オリジナルの花火を打ち上げられる体験展示です。積み木の色によって点滅の仕方が変わるので、自分だけの花火づくりができます。

(オリジナル花火をスクリーンに打ち上げ)

人気のエリアは、4面マルチスクリーンの「はなび・シアター」。高精細の映像と、ドーンと身体に響く音は臨場感にあふれ、本番の雰囲気を体感することができます。花火師からのメッセージや現場の雰囲気を感じられます。

(時間制で2つのタイトルを放映しています)

初心者から通まで立ち寄れる花火の拠点に

オープン以来、全国からたくさんの花火ファンが訪れるはなび・アム。来るたびに新しい花火の魅力を感じられるように、趣向を凝らした企画展示も開催しています。毎月「花火の日」として、ワークショップやイベントも開催されているのでSNSをご確認ください。

(2023年第95回全国花火競技大会 大会提供花火 写真提供:大仙市)

会場へ行く方もテレビで鑑賞する方も、花火の向こう側を知ることでより楽しむことができます。今年の夏は、花火の歴史や花火師の職人技を学び、いつもと違った花火を楽しんでみてはいかがでしょうか?

DATA

【花火伝統文化承継資料館 はなび・アム】
住所/大仙市大曲大町7 番19号
TEL /0187-73-7931
開館時間/9:00~17:00
休館日/月曜日(祝休日にあたる場合は翌平日)
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キーワード

秋田県内エリア

Writer

髙橋 蕗子

髙橋 蕗子

大仙市出身。中央出版株式会社にて教育教材部門で勤務、通信制高校の体育教員を経て、現在は大仙市地域おこし協力隊として活動中。移住促進のため、地域の人やイベントなど取材し、県外に向け田舎暮らしの魅力を発信中。

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