能代市の静かな住宅街の中にあるぱんかふぇ すーるは、白神こだま生酵母を使用したモチモチ食感のパンと、バリスタが淹れる本格コーヒーを味わいながらゆっくり過ごせるお店です。隠れ家のような店内には毎日15~20種類ほどのパンが並び、焼きたての美味しい香りが漂っています。
三姉妹が作る美味しいパンが並ぶ隠れ家カフェ
「すーる(sœur)」はフランス語で「姉妹」という意味。その名の通り、お店を営んでいるのは能代出身の三姉妹です。営業や販売の経験をもつ次女がレジを担当、バリスタの三女がコーヒーを担当する形で2023年8月にオープンし、今年8月には県外のレストランでシェフをしていた長女が加わりました。
パン作りは3人で担当し、種類も数も豊富です。全品持ち帰り可能なので、開店直後からパン目当てのお客さんがひっきりなしに訪れます。
スイーツ系も総菜パンも。新食感の「半熟ラスク」も人気
一番人気は、外側はカリカリ、内側は柔らかさを残した新食感の「半熟ラスク」。一口かじると、バゲットにたっぷりしみ込んだバターの風味が口の中にジュワ~っと広がります。甘みと塩気のバランスも絶妙で、他にはない食感にハマるお客さんが続出中なんだとか。
他にも、甘いおやつパンから、野菜たっぷりの総菜パンまで、たくさんのパンがズラリと並びます。
ドライではなく生の白神こだま酵母を使っているのが、すーるのパンの特徴。扱いがとても難しい代わりに、モチモチの食感と甘みを引き出してくれて、焼きたてから時間が経ってもフンワリとした柔らかさが持続します。
毎月変わるスペシャルティコーヒー
コーヒー担当はバリスタである三女の高田さん。万人受けするブレンドコーヒーの他に、秋田県内の焙煎士から仕入れたスペシャルティコーヒーを一品セレクトし、月替わりで提供しています。
「焙煎士とカフェのお客さんをつなげたい」という想いから、お客さんが好みの味を見つけたら自分で買いに行けるような距離にあるお店をピックアップしているのだそうです。
スペシャルティコーヒーを注文すると、その特徴を丁寧に説明しながら、目の前で淹れてくれます。
「例えば酸味が強く苦手に感じやすいコーヒーでも、香りなどの特徴を理解してから飲んでいただくと、味わいが全く変わってきます。きちんと説明することで、コーヒー好きの人をもっと増やしたいんです」
お店は大通りから1本入った静かな路地にあるので、まさに隠れ家的な雰囲気。友人や家族、恋人と、お散歩がてら散策して、モチモチパンと本格コーヒーを見つけに行ってみませんか?
DATA
【ぱんかふぇ すーる】
能代市藤山115-2
営業時間/10:00~16:30
定休日/日・月曜
駐車場/あり
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