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〈秋田市〉お米の美味しさを引き立てるランチ&スイーツが揃うカフェ「R table」

2017年のオープン以来、“Rice・Ring・Relay(お米・人とつながる・幸せをリレーする)”をコンセプトとしたお店づくりが人気を呼んでいるカフェ「R table」。商店街の裏手の住宅地という隠れ家的な立地ながら、魅力的なメニューと居心地の良さを求め、老若男女が訪れています。

家族や友人同士はもちろん、おひとり様でも

お米の白色を基調とした店内は、大きな窓から日の光が差し込み、洗練された中にも温かみが感じられる空間。フリーWi-FiやUSBポートが完備されていてネット環境も快適なので、おひとり様でも利用しやすいのが嬉しいところ。


(一人掛けソファ席もステキ!)


(店内には30席あるほか、春になると開放的なテラス席12席も登場/写真提供:R table)


(ショーケースにはテイクアウトできるスイーツが並びます)

お米を使ったオリジナルメニューが人気

お米のおいしさや食事の楽しさを伝えていくことをモットーに考えられたメニューは、バターチキンカレーやラザニア、フォー、おにぎりなど、国際色豊かでどれも目を引くものばかり。

秋田市内の契約農家のあきたこまち米を、よりおいしく食べられるようにと、ご飯はもちろん麺やラザニアシート、パンやスイーツにも米粉を使用し、試作を重ねたこだわりの自家製メニューを展開しています。

中でも一番人気は、絶妙な柔らかさと厚みで食べ応え十分のローストビーフ丼(スープ付/1,100円)。特製オニオンソースとヨーグルトソースのダブルソース仕立てで、お肉のうま味を存分に味わえます。

最近、人気急上昇なのが、シンガポールなどの東南アジアで食べられている麺料理、R’sラクサ(サラダ付/924円)。モッチモチの食感とツルッツルの喉越しの米粉麺が絶品で、少々マイルドにアレンジされたココナツ風味のピリ辛スープがクセになる一品です。レモンとパクチーは別皿で添えられるので、お好みで味変してみて。麺料理は季節ごとに新メニューが登場するのでお楽しみに!

カフェタイム(14:00〜L.O17:00)には、生地に自家製リコッタチーズが入ったふわふわ食感の米粉のパンケーキ・キャラメルソース(787円)、スモークサーモン・アボカド・クリームチーズがのった米粉のお食事パンケーキ(1,100円)、バニラアイスがトッピングされた米粉パンのフレンチトースト(700円)も楽しめます。


(米粉のパンケーキ・キャラメルソース/写真提供:R table)

またスイーツは、イチゴやキウイ、バナナがトッピングされた米粉ロールケーキ(500円)や、米粉と米ぬかを使った濃厚な米粉チーズケーキ(450円)、紅茶シフォンに紅茶ジェラートが添えられた季節の米粉シフォンケーキ(450円)などの定番人気メニューが常時7種類揃っています。

さらに、季節のフルーツを取り入れたスムージーも人気!シナモンアップルスムージー(写真上・650円)は、りんごのコンポートとヨーグルトを攪拌したスムージーに、バニラアイスやりんごのコンポート、米粉クランブルをトッピング。米粉クランブルのカリカリ食感と、シナモンの程よい風味がいいアクセントになっていて、スルスルと飲めちゃう美味しさです。

スムージーは2カ月に1回ほど新メニューが登場し、2月15日からはストロベリーカスタードミルフィーユスムージーがお目見えしていますよ!

ランチメニューは何時でもオーダー可能で、ご飯は大盛りOK。ランチ、スイーツともにテイクアウトできるメニューが多数あるので、さまざまなシーンで利用できますね!

カフェのオーナーは印刷会社?!

実はこちらのカフェは、印刷会社の秋田印刷製本株式会社がオーナーという異色のお店。お米への取り組みは、11年ほど前、社長がとある農家から「お米の販売を手伝って欲しい」と声をかけられたことがきっかけでした。


(写真提供:R table)

それからは、パッケージ制作や口コミでの販売をしながら、毎年5軒の契約農家とともに減農薬や品質改善に奮闘。こうして「より美味しくなったお米をもっと知って欲しい」との想いを形にしたのが、このカフェだったのです。

契約農家のお米は、店頭販売や注文の受付もしています(1kg600円/5kg2,980円)。毎年秋に収穫したお米は品質管理のため定温倉庫で保管し、注文を受けてから精米、鮮度を保ったまま届けられています。


(スタイリッシュなパッケージだから贈り物にも◎。お米筒/2合真空パック3個入1本1,000円、箱入3本セット2,980円)

心が豊かになる空間で、人と人とのつながりを

お店の立ち上げから企画・運営を担当している藤原聡子さんは、「お米=和食という概念にとらわれず、もっと気軽でおしゃれに、若い女性にも身近に感じてもらえるようなアプローチをしたかったんです」と言います。

その一心で、メニューの選定からレシピの内容まで、藤原さんを含めた立ち上げメンバー3人で試行錯誤を繰り返し、構想から約1年でオープンにこぎ着けました。


(秋田印刷製本株式会社・企画室室長、販売事業部部長代理の藤原聡子さん)

テレビ局のディレクター時代に出会ったクリエイターたちの“ゼロからのモノづくり”に興味を持ったことがきっかけとなり、デザインに携わることになった藤原さん。お客さん目線を大切にしながら、お店やお米に関わるグラフィックデザインを手掛けています。


(なんとこの黒板のチョークアートも藤原さんによるものだとか!)

「お客様にとって、心が豊かになる時間や空間を作っていきたいと常に考えています。そうした“楽しい”や“幸せ”といった感情で、人と人とのつながりが生まれるようなイベントもしていけたらと思っています」と、今後の展望も語ってくれました。

取材当日は平日にもかかわらず、オープン直後からひっきりなしにお客さんが訪れていたR table。週末や祝日の利用には予約がおすすめです!

※価格はすべて税抜き。

【R table】
秋田市南通みその町4-57
電話番号/018-853-7737
営業時間/11:00〜18:00
定休日/水曜
駐車場/10台
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キーワード

秋田県内エリア

Writer

熊谷 清香

熊谷 清香

地元タウン誌や広告代理店勤務を経て、フリーランスで企画・編集・取材・インタビュー・ライティング等をしています。中高生の母。秋田市出身。

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