2020年6月、古民家をリノベーションしたごはんやHygge(ヒュッゲ)が鹿角市にオープンしました。
Hyggeとは、北欧の言葉で「暖炉の前で話をしたりしてくつろぐ」という意味だそうです。その名のとおり、家庭料理を楽しみながらおしゃべりしてくつろげる素敵な空間をご紹介します♪
懐かしさを感じるたたずまい
JR鹿角花輪駅から車で5分ほど走った、閑静な住宅街の中にあります。引き戸をカラカラと開け、玄関で靴を脱いで上がっていくスタイルは、まるで気心知れた友達の家を訪れるよう。店内は、昭和の木造住宅ならではの良さを残しつつ、オシャレで居心地のいい空間になっています。
(床や天井には無垢材を張り、壁には漆喰を塗っています。自然素材にこだわった演出が、落ち着いた雰囲気をかもし出します)
オーナーさんこだわりの薪ストーブ前のスペースは、店名でもある「暖炉の前でくつろぐ」という北欧の団らん風景を再現。時間を忘れておしゃべりに花を咲かせてしまいそう♪
グループで利用する方には和室が人気! 和ダンスやテーブルなど昔の家具も、オシャレに使いこなしています。
(和室の一画には手作り雑貨の販売コーナーも)
お腹も気持ちも大満足の手作りランチ
「しっかり食べてほしいから、カフェでなく“ごはんや”にしたんです」というオーナーさんの想いが詰まった日替りランチ(1000円。コーヒー・ミニデザート付き)は、彩りもバランスも良い上に、ボリュームもたっぷり♪
(この日のランチは、野菜の具だくさんスープ、ささげ豆と人参の和え物、たらこスパゲティ、自家製パントースト卵添え、唐揚げ、抹茶プリン、アイスコーヒー)
家庭菜園で育てた野菜、添加物を使わない自家製パンなど、手作りの温かい料理が体に優しくしみ渡ります。日替りランチは無くなり次第終了で、事前予約が必要です。
(季節の野菜がたわわに実る家庭菜園)
16時までカフェタイムでのんびり♡
ランチタイムが終わっても、16時まではドリンクや手作りの日替わりスイーツを楽しみながらくつろぐことができます。
本日のオススメドリンク(350円)は、季節によって変わるお楽しみの味♪
8月上旬に訪れた時は、エルダーフラワーのスカッシュでした。エルダーフラワーは初夏に咲く小さな花で、ヨーロッパや北欧ではハーブとしてよく使われるそうです。
(爽やかな甘さと香りが、気持ちをホッと和ませてくれます)
オーナーさんが育った祖父母の家
(オーナーの あさいしさんご夫婦。奥さんのお母さんと一緒に3人でお店を切り盛りしています)
築55年のこの古民家は、もともと奥さんの祖父母の家だったそうです。リノベーションの設計は、奥さんがご自身で手がけました。
「私は建築会社でずっと営業設計の仕事をしてきました。実は今も会社の厚意で、設計の仕事とお店の運営を両立させていただいています」と、にこやかに笑いながらパワフルな働きぶりを見せる奥さん。ご夫婦の父親がどちらも大工さんで、店内のテーブルや棚も全て手作りなのだそう。
「男女・年齢に関係なく、ごはんを食べながらくつろげる空間を作りたい」というオーナーさんのアイデアが、ぎゅっと詰まったごはんやHygge。居心地のいい空間で家庭料理を味わいながら、ゆったりと流れる時間を満喫してみてください♪
DATA
【ごはんやHygge】
鹿角市花輪字久保田56
TEL/090-3044-5808
営業時間/ランチ 11:00-14:00(予約制) カフェ 11:00-16:00
定休日/木曜・日曜
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※秋田県のプレミアム飲食券、鹿角市のプレミアム付飲食券が利用できます。