今年8月、大館市の大町商店街にあるハチ公小径(こみち)に、イタリアンレストランTre Sorelle(トレ・ソレッレ)がオープンしました。
色鮮やかに盛り付けられた、オシャレで美味しい創作イタリアンを楽しむことができるお店です♪
移住後、出張シェフとして活躍!
オーナーシェフの塩原俊介さんは横浜出身。東京・青山のイタリアンレストランで料理長を務めていました。
「東京には、もうすでに多彩なレストランがあるので、お店の数が少ない土地に行って面白いことをしてみたい」と、奥様の実家である大館への移住を決めました。
2019年5月に移住した塩原さんは、公民館での料理教室のほか、客先に出張して料理を提供する「出張シェフ」という斬新なスタイルで活動をはじめました。
「お客様のご自宅や、指定された場所に行って料理を提供します。材料も器もこちらで準備するので、キッチンだけお借りできれば料理してお出しします」
(コースの中の一品。ミネストローネ 写真提供:Tre Sorelle)
スープ、前菜からコースがスタート! オシャレな器や盛り付けにワクワクします♪
(コースの中の一品。アスパラガスと鯛のカルパッチョ 写真提供:Tre Sorelle)
香りを大事にする塩原さんは、お客様の目の前でスパイスを振りかけるといった工夫もします。
(コースの中の一品。カラフルトマトとえびのアーリオオーリオ 写真提供:Tre Sorelle)
まさか自宅でこんな素敵な料理を楽しめるとは!と感動してしまう、この出張シェフがSNSや口コミで広がり、忘年会やパーティーシーズンには引っ張りだこに♪
拠点としてのお店をオープン!
出張シェフをしながら、開店場所を探していた塩原さんが目をつけたのは、大町商店街振興組合が運営するハチ公小径(こみち)でした。商店街の中に整えられた遊歩道に沿って、5軒の木造店舗が並んでいます。
カウンター7席のこぢんまりとした店内では、お客様の顔を見ながら料理を提供します。「大切な日、特別な日に、いつもと少し違う料理を楽しんでいただきたい」と話す塩原さんは、食材にも徹底的にこだわります。
全国各地の旬の食材で、最高の味を♪
東京のレストランに務めていた時の知識と人脈を生かし、旬の美味しい食材を全国からお取り寄せ。取材中もちょうど、茨城県から産地直送のレンコンが届きました。大きくて見るからにシャキシャキしていて、とっても美味しそう!
(写真提供:Tre Sorelle)
全国から仕入れる食材と秋田のものを組み合わせ、季節のお野菜カルパッチョとんぶりのヴィネグレットなど、その時々の最高のメニューを作り上げます。
美味しい料理で特別なひとときを♪
ランチもディナーも、基本的にコース料理を提供しています。出張シェフや料理教室で不在の日は、お店がお休みになるので、HPでチェックして予約をして行くのがオススメです。
(ランチのコースメニュー。ディナーコースは4,000円〜 写真提供:Tre Sorelle)
イタリアンがメインですが、今後はタイ料理やエスニック系の料理、スパイスにこだわったカレーなどにも挑戦したい、と考えているそう。「イタリアンシェフが作る中華なんていうのも、面白いですよね。いい魚が入ったらそれをメインにしてみたり、三日間限定で“バルの日”を設けたり、お客様に飽きさせないように新しいことをどんどん仕掛けていきたい」と、アイデアが止まりません。訪れるたびに、ワクワクドキドキしてしまいそう♡
HPやSNSから出張シェフの予約も受け付けています。(3名様以上、1人4000円〜。2名様の場合は要相談。交通費別途)
また、毎月第2水曜日には、秋田市の亀の町uptoyouでも出店しています。大館は少し遠い…という方も、Tre Sorelleの味を楽しむことができますよ♪