待ちに待った春の足音。入学シーズンがやってきましたね！もう準備はお済みですか？「忙しくてまだ終わってませーん💦」という方もいるのでは⁉　そんな方におすすめなのが、秋田市で消しゴムはんこを手がけるsato工房の「お名前はんこセット」です。

手彫りのほっこりさだけでなくデザイン性でも人気がある、秋田県潟上市の消しゴムはんこ「sato工房」から、来年度入学用の「お名前はんこセット」が発売されました。早速たくさんの注文が寄せられて一時は注文受付を終了していましたが、このたび追加販売が決定しました。小学校低学年用「ひらがなお名前はんこセット」が4.400円（税込）、小学校高学年～中学生も使える「漢字お名前はんこセット」は5.500円（税込）、その両方が全部入った「お名前はんこぜんぶセット」は8.800円（税込）となっています。一つ一つが心のこもった手彫りで、インク付き、送料込みとなっています。材質がしっかりしている為、義務教育の間ずっと使えるんだそう！数に限りがありますのでお早めにsato工房のSNSからお申込みください。

今、親子を取り巻く様々な不安を少しでも「楽しみ」に変えたい！

消しゴム作家としての作品作りや、デザインの仕事でを営む「sato工房さん」の米屋智子（さとこ）さん。作家性の強い作品をてがける彼女がこの企画を始めたきっかけを伺ってみました。

「はんこって元々は実用的な文具ですよね。それを可愛く手軽にしたのが消しゴムはんこだと思いますが、今まで作家として活動してきて思うのはやっぱり実用性が重んじられるなあということ。今回この企画は、娘が小学校に上がる時の準備が本当に大変だったことがきっかけなんです。これならはんこを捺したほうがキレイだし早い…と思って自作したら、めちゃくちゃ便利でサクサク片付き、何よりも出来上がりがキレイで大満足。大げさだけど、この先これさえあれば毎年安心だ！って肩の荷が降りた気がしました。だから、誰かのためにこういったセットを作ったら喜ばれるだろうなあと考えていました。」

「でもコロナ禍と言われる世の中になって、本来なら楽しみな入学・入園に、負の要素が入り込んできてしまって。そんな不安が少しでも軽減して「可愛い～♡」って思う瞬間が一ミリでも増えたらいいな…と思い作ることにしたんです。イラストのはんこもプラスしてお子さんが選べるという楽しさや、親子のコミュニケーションを想像してセット内容を考えました。子供にとって自分で選ぶという行為は大人が思うよりも大きな意味があって、自信や勇気につながると思うんです。元気が出ない時も学校の中でノートや鉛筆に捺された名前やイラストを見てテンションが上がるといいなってそんな祈りを込めて作ってます。」と、智子さん。

そもそも消しゴムはんこを作り始めたきっかけは？

大学でデザインを学び、デザイナーを目指した智子さんでしたが、畑違いの仕事に就いたのちに結婚。そして待望の赤ちゃんが。「自分の人生は諦めて、良いお母さんになろう！と思ったんです。妊娠中に母が亡くなったのですが、母親の姿をなぞることで母のそばにいる気持ちになっていたんだと思います。自分の力で立派に子育てをして、母に認めてもらいたかった。でも母はもういないということを自覚した頃から、創造欲求が膨らんできて、消しゴムはんこを作るようになったんです。そのうち作品が人に喜ばれるようになり、夢だったデザインの依頼も舞い込んできました。嬉しかったけれど仕事にするまでは葛藤もあって。でも思い切って踏み込んでからは日々生きてる実感があります。」

好きの力をエネルギーに

「今、8歳の娘が絵を描く姿から学ぶことも多いです。夢中になってるのを見ていると心から感動します。その好きの力って何にも代えがたい。私の中にもあるそのエネルギーをずっと持ち続けながらモノづくりをしていきたい。その結果、誰かを幸せにできたら本当に幸せだと思います。」と、智子さん。

はんこは長い間、時を共にする頼もしい相棒となります。だからこそオーダーの際は「もっと丸っぽいフォントがいい」「イラストはんこを子どもが好きな〇〇にしたい」というリクエストはぜひ伝えてほしいそう。「想いを　つたえる　おてつだい」が信念のsato工房さんは、はんこだけでなくデザインや写真など、目に見えない想いを形にする職人さんです。お気軽に相談してみてください。