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学び合う助産院「いのちの学び舎 産前産後ケアハウスここはぐ」がグランドオープン!

昨秋からプレオープンしていた「いのちの学び舎 産前産後ケアハウス ここはぐ」(以下、いのちの学び舎)が、2021年4月にグランドオープンしました!秋田で10年間、産前産後にまつわる場づくりをしてきたNPO法人ここはぐが運営しています。助産院と聞くと、助産師さんがお産の介助をするイメージが強いですが、ここは分娩しない助産院。いったいどんな施設なのでしょうか?

一軒家を利用したアットホームな助産院

いのちの学び舎は、秋田市桜ヶ丘の閑静な住宅街にある一軒家。病院やクリニックと違い、アットホームな雰囲気です。電話で事前申し込みをした上で、インターホンを押して「こんにちは〜」と玄関から入っていくと、スタッフさんが笑顔で迎えてくれました。この日は、2人の子どもとお母さんが利用中。

いのちの学び舎のメインのサービスは、母乳ケアや育児相談、妊婦の食事・生活の相談など、産前産後のサポート。子どもを見てもらっている間に、お母さんは別室で育児相談やマッサージを受けることもできます。メインの広いリビングのほか、和室が1つ、キッチンが1つあり、沐浴もできますよ。

(和室でお母さんがゆっくり睡眠をとることも可能)

「出産がちょっと不安…」「産後すぐでサポートが足りない〜!」「子育てで家にこもりがちだから、誰かとおしゃべりしたい」と、産前産後の悩みは尽きないもの。分娩は取り扱っていませんが、法人にはお母さんの心強い味方である助産師が16名在籍。いのちの学び舎に日替わりで常駐し、一人ひとりの不安や疑問に寄り添ったメニューを提案してくれます。

助産師やスタッフと気軽にお話ができる産前産後カフェさろんや、助産師によるパパママクラス(両親学級)など、さまざまなイベントが開催されていますので、まずはホームページをチェックしてみてください。

さろんで食べられる恩送りご飯は、お母さんこそちゃんと食事をしよう!をコンセプトに、ご飯・お味噌汁をみんなで作って食べる活動。ワンコインを寄付して、次のご飯を作る費用に充てています。

(この日の恩送りご飯)

【主なイベント(一部)】
●産前産後カフェさろん

日時/毎週金曜日10:00〜14:00
場所/いのちの学び舎
料金/ハウス利用料500円に加え、食事をする人は「恩送りご飯」材料費500円
●オンライン産前産後カフェさろん
日時/毎週金曜日10:00〜11:00
場所/Zoom
料金/無料

ここは、いのちを学び合う場所

いのちの学び舎を利用できるのは、産前産後の人だけではありません。「いつか妊娠・出産する時のために色々知っておきたい」「妊活している」というお母さんになりたい人や、「孫育てに悩んでいる」「赤ちゃんを抱っこしたい!」「お母さんたちを手伝いたい」という祖父母世代の人など、産まれる命に関心がある多様な人が対象です。

対象を幅広くしているのは、一緒に命を学びあえる場にしたいという想いから。多様な人と話をする中で、「みんな同じなんだ」とホッと安心できたり、気持ちを分かってもらえることで、人生を自分らしく歩めるサポートをしたいと考えています。

頼れる助産師さんがいる「シェア助産院」

いのちの学び舎は、さまざまな場所で働く助産師が集う、シェア助産院というイメージがピッタリです。

渡邉さんは、数軒のクリニックに勤めるフリラーンスの助産師。病院以外の色々なところで色々な人と関わりたいと、自身も子育てしながらいのちの学び舎で活動しています。「おっぱいのケア、デリケートゾーンケアなど、病院ではメニュー化するのに時間がかかることも、これからやっていきたいです。助産師としてやれることは意外とあるんですよ」と渡邉さんは話します。

いのちの学び舎の管理者でもある松橋さんも、フリーランスの助産師。全国で助産の講師を務めるベテランさんです。「病院だとお産の時しか関われませんが、ここならその後の成長も見ることができます。病院やクリニックで勤めつつ、いのちの学び舎でも勤めることで、人と長く関われるのが魅力です」と松橋さん。

助産師さんたちは、気さくで優しくてとっても素敵な方々でした。「授乳の仕方は合っているのかな?」「赤ちゃんとの生活リズムどうすれば…」といった相談、おっぱいマッサージや添い乳の指導、足湯や骨盤ケアなどのカラダのメンテナンス、とにかく寝たいから赤ちゃんお世話をその間お願いしたい!など、産後の回復が早くできるようサポートしてくれますので、1人で悩まず、まずは電話してみて。

すべての女性の駆け込み寺でありたい

妊娠・子育て中は、「病院に行くほどでもないけど…」という悩みや不安がいっぱい。「こんなことで相談に行っていいのかな?と我慢しているお母さんがたくさんいる」と、代表の小田嶋さんは話します。

「悩みをネットで調べても、遠い話のように思えて余計にモヤモヤすることがあります。リアルなつながりの中で相談することでホッと安心できるような、気軽に話せるコミュニティをつくりたいです。お母さんでも、お母さんじゃなくても、自分の個性を認めて人生を歩めるよう、すべての女性の駆け込み寺でありたいと思ってます!」

最後に、「お母さんを支えるのは、お父さんを含めた家族。だから、お父さんサポートも必要なんです」という話もありました。家族丸ごとをしっかり支える活動を、いのちの学び舎では展開してくれます。そしてきっと、家族という単位を越えて、地域全体で産前産後のお母さんをサポートできるコミュニティが生まれていく。そんな秋田の未来がここから始まります!

DATA

【いのちの学び舎 産前産後ケアハウス ここはぐ】
秋田県秋田市桜ヶ丘3丁目10-25
電話/070-1148-5589(NPO法人ここはぐ)
E-mailkokohug.akita@gmail.com
開館時間/月曜・水曜・金曜10:00~14:00
利用料/1回500円(完全予約制、当日予約もOK)
ホームページ
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Writer

平元 美沙緒

平元 美沙緒

徳島生まれ、秋田市在住。一児の母。まちづくり、子育て、クラフト、農村、伝統建築に興味のアンテナあり。まちづくりに関する話し合いの場の進行・企画を行うまちづくりファシリテーターでもあります。おしごとブログ
http://section-a.jugem.jp/

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