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おでかけ

〈秋田市〉みんなで創る新スポット「秋田市文化創造館」が遂にオープン!

秋田市の千秋公園の入り口にあった旧秋田県立美術館。県民に愛される美術館として50年あまりの時を刻んできたこの場所が、2021年3月に「秋田市文化創造館」として生まれ変わりました。一体どんな変化を遂げたのか、早速見学してきました!

デッキに広い窓!開放感のあるのびのびとした空間

「出会い、つくり、はじめる場──。」をコンセプトに掲げる秋田市文化創造館。秋田に暮らす人や自分らしい表現を探す人が、新しい活動を生みだす拠点となることを目的としてつくられました。

まずは1Fのフリースペースへ。中に入ってみると、その明るさと開放感にびっくり!誰もが訪れやすいよう、入りやすさを考慮して設計されています。展示スペースの横には休憩スペースが設けられているので、お散歩途中に立ち寄ってひと休み、なんて使い方もできそうです。

(休憩スペースには、秋田県内でつくられた木のぬくもりを感じられる家具などが配置されています)

(入り口周りのデッキも気持ちの良いスペース)

“これまで”を残しながら”これから”が生まれていく場所

続いて2階へ。階段を上がると、天井には曲げわっぱの装飾が。実はこの装飾は、旧秋田県立美術館のままだそう。従来の建物を活かすリノベーションで、昔のままの部分があちこちに残されているんです。

(美しいベネチア塗りの壁もそのまま。なつかしさと新しさが共存する空間です)

2階で一番広いスタジオA1は、かつて藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」が展示されていたスペース。丸窓からあたたかな日差しが差し込む空間へと生まれ変わりました。

(500平米の広々スペース!吹き抜けになっていて、3階からも眺められます)

3月21日に実施されたオープニング・イベントでは、ここを会場に市民のアイデアをもとにつくりあげたダンスと音楽のパフォーマンスがお披露目されたそう。長く人々に愛されてきたこの場所で、また新しい思い出が生まれ始めています。

(たくさんの想いがが爆発したオープニングイベント 撮影:草彅裕)

併設のカフェ・ショップ「センシューテラス」にもご注目!

館内に併設されたカフェ・ショップ「センシューテラス」。1階フリースペースの横には、おしゃれなアイテムが並ぶショップコーナーが。ショップオリジナルの商品のほか、県内のさまざまな人気ショップがコーナーを担当。国内外から集められた日用品やお花、プレゼントしたくなる食品、若手クリエイターの作品などが並びます。

●参加ショップ
センシューテラス
m’s collectables(生活雑貨)
greenpiece(加工花)
うろ(生活雑貨、手工芸品)
BOOKNERD(本)
NEED THE PLACE(食品)
ユカリロ編集部(クリエイターの作品)
(順不同)

(毎日がワンランク楽しくなるようなアイテムが勢揃い)

(盛岡のBOOKNERD店主がキュレートする本棚で、新たな発見を!)

ここだけのドリンク&スイーツをテイクアウトで楽しもう

デッキを通じてお隣にあるのが、カフェコーナーです。ドリンクやスイーツは全てテイクアウトできるので、館内で食べるのはもちろん、街歩きのお供にも最適です。

(定番のコーヒーやスイーツから、お茶やビールなどのドリンクも充実)

スイーツの中でも注目したいのが、秋田市文化創造館のシンボルともいえる丸窓をイメージした焼きおからドーナツ(1個162円)。秋田の季節を感じるオリジナルディップ(1つ100円)をプラスできます。

そしてドリンクメニューのバラエティーが豊富なのも嬉しいポイント。秋田県内で初めて登場するドラフトティー(600円)は、ビールサーバーから注ぐクリーミーな泡が特徴です。さらに「CHABAKKA TEA PARKS」の日本茶など、ここだけのメニューを楽しめます。(※価格は税込)

(取材時は桜あんを使用した桜ホイップがディップに登場していました)

スタートアップ企画の展覧会は必見!

現在館内では、秋田市の文化創造プロジェクトのスタートアップ企画となる展覧会「200年をたがやす/CULTIVATING SUCCESSIVE WISDOMS」を開催中。

過程を公開しながら市民と共に制作する「つくる」と、その成果を広く公開する「みせる」で構成されるというもので、食、工芸、生活・産業、美術、舞台の5分野において、アーティストと市民の手によって展覧会がつくられていくという企画です。

展示を見る、だけじゃなく、参加していっしょにつくることもできちゃう今回の企画。扱うテーマは全て私たちの暮らしと結びつく秋田の文化に関するものです。イベントや参加者の募集は随時行われているので、最新情報は特設サイトでチェックしてみてください。

楽しみ方は無限大!みんなに開かれた多目的な場所

秋田市文化創造館の立ち上げは、市民の方々の要望をヒアリングすることからスタートしたそう。そうした声から、全ての人に開いた多目的な場所であり、新しい活動を始める人を応援する拠点となりました。

事務局長の三富章恵さんは、「ここはある意味ゴールがない場所だと思ってます。常に何かがつくられ、更新され、日々変わり続けていく。そうした過程も楽しんでもらえたらと思います。カフェでお茶をしたり、館内のスタッフとおしゃべりしたり。まずは来てみて、ここの使い方、過ごし方を見つけてください」と、話してくださいました。

(事務局長の三富章恵さん)

まだ始まったばかりの秋田市文化創造館。この場所にたくさんの人が集い、想いを共有したり、新しい活動が生まれていくことで、楽しみや可能性の輪がどんどん広がっていくのだろうなぁと感じました。ここをどう使うかは私たち次第。ぜひたくさんの方に足を運んでみて欲しいです!

*駐車場がありませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。

DATA

【秋田市文化創造館】
住所/秋田県秋田市千秋明徳町3-16
開館時間/9:00〜21:00
休館日/火曜(火曜が休日の場合はその翌日)、12月29日〜1月3日
駐車場/なし
TEL/018-893-5656
FAX/018-893-5659
E-mail/info@akitacc.jp
HP

【センシューテラス】
営業時間/10:00〜18:00
TEL/070-8467-3117
Instagram

キーワード

秋田県内エリア

Writer

mitaslab.

mitaslab.

日々ときどき旅。日常と非日常を行ったり来たりしながら、毎日をアップデートするひとりプロジェクトをしています。現在は二拠点生活に挑戦しながら、フリーライターや企画で活動中。

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