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〈大館市〉きりたんぽ手作り体験&試食で大満足!「ベニヤマきりたんぽ工房」

雪が舞う冬には、あったか〜い鍋が恋しくなりますよね。秋田の鍋といえば、きりたんぽ鍋。今回は、大館市にあるベニヤマきりたんぽ工房で、きりたんぽの手作り体験をしてきましたよ♪

きりたんぽの発祥は鹿角、本場は大館

(きりたんぽ作りを教えてくださった青木縁由さん(左)と、手作り体験をした畠山麻子さん(右))

きりたんぽのルーツは諸説ありますが、一説によると、マタギが冬山に狩りに入る時に持っていったおにぎりを、木の枝に刺して焚き火で焼いて食べたのが始まりと言われています。熊やウサギなどの獲物の肉と一緒に鍋に入れて食べていたようです。発祥の地は鹿角市だと言われており、素朴な料理だったきりたんぽ鍋を、比内地鶏のダシで味わう現在のスタイルにして普及させたのが大館市の北秋クラブでした。このような歴史から「きりたんぽの発祥は鹿角、本場は大館」と言われているのだそうです。

青木さんからきりたんぽについて説明を聞いたあと、手作り体験がスタート!
はじめに、ご飯を「半殺し」にします。半殺しとは、飯粒を半分残るようにして潰すこと。初めて聞くと、「えっ!」と驚いてしまいますよね。「飯粒を全部潰すのは皆殺し? とか言いながら、ここで一回盛り上がるんですよ」と青木さんは笑います。

(半殺しにする作業は、熱いうちが勝負!)

ご飯の量は1人当たり1合。使用しているのは、あきたこまち100%です。すり鉢とすりこぎを使って、炊きたてのご飯を半殺しにしていきます。けっこう力を使いますが、「この作業が終われば、半分は出来たようなものですよ」と青木さん。

次に、約100グラムのご飯を手に取り、秋田杉の串に刺して手で伸ばしていきます。「形が少しデコボコしていても大丈夫。魔法の板で成形したらきれいになりますよ」

魔法の板の上でコロコロすると、滑らかな丸い形のたんぽが出来上がります。「魔法の板って、きりたんぽ用の特別の板なんですか?」と聞いたら、「普通のまな板です(笑)」とのことでした!

(成形した「たんぽ」を、専用の台に立てていきます)

ちなみに、一本の長い状態のものを「たんぽ」、鍋に入れる時は切って入れるから「きりたんぽ」と呼ぶのだそうです。串に刺して成形したたんぽを、炭火でじっくりと焼きます。

(時々くるくると向きを変えながら、全体にほどよく焦げ目ができるよう炭火で焼き上げます)

絶品みそつけたんぽを味わう♪

ベニヤマきりたんぽ工房はきりたんぽ鍋で有名ですが、実はみそつけたんぽも美味しいんです。表面を軽く焼いたたんぽに、何種類もの味噌を配合した秘伝の味噌だれをつけて味わいます。外はこんがり、中はもちっとしたたんぽに、甘じょっぱい絶品味噌だれが絡んで、もう最高〜!

(味噌だれをたんぽに付けて、いただきます。味噌だれをつけた後に軽く炭火で炙っても美味しいですよ)

みそつけたんぽを味わっている間に、鍋用のたんぽもこんがりと焼き上がりました。たんぽをタオルに数回ポンポンと打ち付け、串を引き抜くとスーッと抜けます。

(「難しそうに見えたけど、やってみたらスッと串が抜けて気持ちいい〜」と畠山さん)

次に、野菜を切ります。鍋に入れるのは、比内地鶏のモモ肉、ムネ肉、ゴボウ、舞茸、ネギ、セリ、糸コン。ありがたいことに、ゴボウはささがきして水にさらした状態で準備されており、比内地鶏もちょうど良い大きさに切ってあります。なので、セリとネギを切り、舞茸を手でほぐしたら具材の準備は完了!

(手際よくセリを切ります)

グランプリ受賞のきりたんぽ鍋を試食!

毎年10月に大館市で開催される本場大館きりたんぽまつりでは、きりたんぽグランプリが開催され、その年の人気のきりたんぽ鍋が表彰されます。新型コロナウイルスの影響で去年は開催中止、今年はドライブスルー方式の開催となり、グランプリは行われませんでしたが、ベニヤマきりたんぽはこれまで5年連続でグランプリ・準グランプリを受賞してきました。

その美味しさの秘訣は「スープ」にあります。比内地鶏のガラをたっぷり使い、添加物を一切使用せず秘伝の配合で濃厚な味に仕上げています。良質な脂がたくさん溶け込んでいるためツヤツヤと輝き、透明感があるのが特徴です。「最後の一滴まで飲み干してくださる方が多いんですよ」と青木さんはニッコリ笑います。

(たんぽは、手で半分にちぎります。具材の比内地鶏は、その日に締めた鮮度抜群のもの!)

鍋が煮えるまでの間、秘伝のスープを試飲させていただきました。一口飲むと、青木さんが「スープが命」と断言する理由が分かります。試飲をしている間に、鍋が出来上がりました!! お待ちかねの試食タイムです。

「ん〜美味しい!」比内地鶏はコリコリと食感が良く、鮮度が高いからなのか肉の味が濃くて食べ応えがあります。濃厚な比内地鶏スープは野菜と一体になって絶妙なハーモニーをかなで、もっともっとと箸が止まりません。食べ進めるうちに、きりたんぽにもスープが染み込んでいき、炭火で焼いた香ばしさとスープの相性がバツグン。試食とはいえ量もたっぷりで、鍋の底が見える頃には満腹になります。青木さんの言うとおり、最後の一滴まで飲み干してしまいました!

郷土料理きりたんぽを、広く知ってもらいたい

もとは、大館市比内町大葛地区にある温泉「比内ベニヤマ荘」で提供していたきりたんぽ鍋でした。2017年に施設老朽化で温泉が休館することになった時、多くの温泉客や地元の人たちに愛されてきた「ベニヤマ荘のきりたんぽ鍋」を残したいと、きりたんぽの製造場所を大館駅前に移し、ベニヤマきりたんぽ工房に名称を変更して製造・販売を続けることにしたという経緯があります。料理長やスタッフは、ベニヤマ荘の頃からずっと変わらないのだそうです。

(ベニヤマきりたんぽ工房の周辺には、「秋田犬の里」や曲げわっぱのギャラリーがあり、大館の名物を見て回ることができます)

「2020年から、きりたんぽの手作り体験を始めました。今は館内での体験となっていますが、コロナが落ち着いてイベントなどができるようになったら、アウトドアでの手作り体験も開催してみたいです。日常的にきりたんぽを作る習慣のない若い人たちや子どもたちにも、どんどん体験してもらって、郷土料理を知ってもらえたら嬉しいです」と、青木さんは言います。

手作り体験は、現在は1日1組限定。2名〜最大20名までとなっています。予約は3日前まで。
<体験料金>
1名       2,800円
お子様(小学生) 2,000円
大館市民割引   2,500円 (※価格は全て税込)

自分の手で作り、焼き上げたたんぽは格別です。ベニヤマきりたんぽの絶品スープや味噌だれと一緒に、ぜひ味わってみてください。

DATA

【ベニヤマきりたんぽ工房】
大館市御成町2-16-25
電話/0186-59-7773
営業時間/9:00〜17:00
定休日/不定休
HP

キーワード

秋田県内エリア

Writer

Makiko

Makiko

有限会社無明舎出版勤務を経て、フリーライターとして、雑誌、フリーペーパー、WEBなどの記事を執筆。秋田県大館市在住。秋田県北を中心に、秋田の観光・食・子育て・話題のスポット・スポーツなどについて発信しています。 mama plan(ママプラン)所属
https://mamaplanodate.net/information/

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