朝晩が涼しくなり、いよいよ秋本番となりました。食べたいものが思いっきり食べられる! 新米も出たし、うまいものいっぱい〜なんて思ってるアナタ。その気のゆるみが、お腹のたるみになりますよ〜。
外気が低い冬は、体は頑張って36度をキープしようと基礎代謝が上がります。そのため冬はダイエットには良い季節といえます。ハーブのサポートを上手に借りて、薄着になる頃にはスッキリボディを目指したいですよね。しかし、脂肪をつけて体温維持をしようと、たくさん食べてしまうのも体の自然な機能のひとつです。
ハーブダイエットその1『食欲を見直す』
ところで、人間が一日3回食事をとるようになったのはいつからか、知っていますか? 日本では江戸時代中期から公家が始めたと言われています。諸説ありますが、お坊さんが中国の朝がゆの習慣を伝えたのが始まりとか。長い人類の歴史の中で、一日3食も食べる生活は実はごく最近の出来事なんです。もしかしたら、その食欲は栄養補給ではなく、習慣からくるものかもしれません。そこで、過分な食欲を抑え気持ちを穏やかにしてくれるハーブを用いて、本来の食欲を取り戻すのもオススメ。
◎食欲を抑えてくれるハーブ〜フェンネルシード〜
漢方では「ウイキョウ」とも呼ばれ、利尿作用と発汗作用があることで有名。食欲を抑える働きがあり、食前に飲むと食べ過ぎを防いでくれます。
ハーブダイエットその2『ストレスを減らす』
ストレスを感じるとなぜ食べたくなるのかというと、食事は体をリラックスさせる副交感神経を刺激するからです。普段緊張しがちで交感神経過多の疲れを感じている人は、リラックスするために必要以上に食べている可能性も。ですから、ダイエットをするときは同時にストレスケアもしっかりしましょう。
◎ポジティブな気持ちにさせてくれるハーブ〜セントジョーンズワート〜
ストレスを感じたとき、ポジティブな気持ちに切り替えてくれるハーブです。ミネラルやビタミンを補給しながら脳内ホルモンのバランスを整えてくれます。パッションフラワーとのブレンドがさらに効果的。(ただし、薬を服用中の方がセントジョーンズワーを飲む時は医師に確認をお願いします)
ハーブダイエットその3『食べても自分を責めない!』
といっても、食事会やちょっとしたタイミングでついつい食べてしまうのは、誰しも経験があるはず。そんな時に頼もしい、糖質の吸収を穏やかにしてくれるハーブがあるんです。
◎糖の吸収を穏やかにしてくれるハーブ〜マルベリー〜
日本では桑の葉として古くから親しまれてきたハーブ。食前にティーを飲むと、糖の吸収を穏やかにしてくれます。さらに、その吸収を抑制された糖質はビフィズス菌などの善玉菌の働きを高めてくれるので、腸内環境を改善。便秘にも効果的というから、ダイエッターが飲まない手はありませんよね!
これ以外にもマテやルイボスなど、話題になっているダイエットハーブはたくさんあります。しかし、肥満の原因や、生活習慣などは人それぞれ。どれを飲んだらいいか迷ってしまいますよね。選び方のコツは「好き!」と感じるかどうかです。香りが心地よく感じられるか、飲んだ時に甘さを感じるかなどをチェック。ぜひ一度お試ししながら、頼れるハーブを見つけてくださいね。