横手市にある伊藤小児科・内科医院が2017年3月に病児保育園「おひさま」をスタートさせました。子どもが病気の時、本当はそばにいてあげたいのが親心。けれど急に仕事を休めない…。そんな時に心強い病児保育園は、なんと横手市では初の試み!その内部を取材してきました。
3つのお部屋と3回の診察が安心ポイント
病児保育園「おひさま」には、3つのお部屋が用意されています。お互いに病気をもらわないように、小児科医の指示をあおいで症状によって部屋を分けられるようになっています。朝、昼、夕と小児科医の診察が1日3回あり、急な症状の変化にも対応できるようチェックしてくれるのも安心ですね。
伊藤小児科で運営している病児保育園なので、小児科にかかったことがある子どもは、利用当日の朝8時に園内の診療室で診察後そのまま預かることができます。カルテのない新患さんは、伊藤小児科(月~土8:30開院)で受診してカルテを作ってから病児保育園へ。朝早く仕事があって開園時間の8時に預けたい場合は、前日までに受診しておくとスムーズかもしれません。
医院が休診の木曜午後は、小児科医が不在の場合も。小児科医が不在中にお子さんの症状が急変したときは、平鹿総合病院と連携して診察に連れて行くなどの対応をしてくれるそうなので、安心です。 伊藤小児科は幹線道路沿いにある真っ白な建物で、わかりやすいですよ!(病児保育園は裏手にあります)
子どものケアと同時に、お母さんの気持ちもケア
園では保育士3名、看護師1名が常勤で働いています(全部で4名の保育士さんがいます)。月齢が幅広く、1人1人症状が違う子どもたちを、それぞれに合わせた保育をしながら看てくれる心強いスタッフのみなさん。「いつもと違う保育園に来て心細い子どもたちの気持ちはもちろん、子どもたちを預けるお母さんの不安な気持ちもくみ取りながらケアに務めたい」と、主任保育士さんは話します。病気で普段通りの生活が送れない場合も、子どもたちが眠りたい時に眠り、食べたいときに食べられるように、要求に合わせて対応してくれます。お気に入りのおもちゃやDVD、毛布やタオル、まくら等を持参してもOK。
子どもたちが安心できる場をつくってくれる病児保育園「おひさま」は、これからたくさんのお母さんたちを助けてくれることでしょう。私の子どももいつかお世話になるかもしれないと、事前登録をさせていただきました。登録には10~15分ほど時間がかかるので、気になる方はぜひ事前登録を!
■開園時間
平日8:00~17:30 土曜8:00~12:00(延長不可)
日曜、祝日、お盆、年末年始、小児科医院の臨時休診日はお休みです
■対象児童
生後9週から小学校6年生までの病気の児童
■対象疾患
通常外来で治療可能な病気(麻しん、流行性結膜炎を除く。怪我の場合も応相談)
■定員
1日最大6人(月齢、症状により定員未満でも締め切る場合あり)
■料金(問合せ:横手市子育て支援課 0182-35-2133)
市内に住所を有する児童
・生活保護世帯等又は市町村民税均等割及び所得割課税額が0円の世帯 0円
・市町村民税均等割のみ又は所得割課税額が48,600円未満の世帯 1,000円
・市町村民税所得割課税額が48,600円以上の世帯 2,000円
市内に住所を有する児童
・勤務先が市内にある方などの世帯 3,000円
■利用方法
①利用登録(無料)をする
・病児保育園に「病児保育利用登録票」を提出
・当日の利用登録も可能ですが、登録に10~15分ほど時間がかかるため事前登録がおススメ
②利用予約をする
・予約方法 電話予約 病児保育園「おひさま」 0182-23-6477
・予約受付 利用希望日の前日(園の開園日)まで(※当日も空きがあれば利用可)
・予約受付時間
平日 8:00〜17:30(病児保育にて受付)
17:30〜18:00(伊藤小児科・内科医院にて)
土曜 8:00〜12:00(病児保育にて受付)
12:00〜16:30(伊藤小児科・内科医院にて)
③利用当日
・「病児保育利用申請書」(お持ちでない方は保育園で記入)を記載の上、来園。児童の症状についてスタッフに伝えます
・キャンセルの場合は当日8:00までに連絡(開園時間外は留守番電話が対応する場合もあります)
・利用当日の持ち物は「持ち物リスト」を参照
各種資料はhttp://www.city.yokote.lg.jp/kosodate/page000009.html#section10