(写真提供:いしころ合同会社)
GWが終わり、田植えのシーズンがやってきました。木々が芽吹き、色とりどりの花が一斉に咲き始める今の時期は、眼に映る風景がすべて鮮やかに見えますよね♪
遠くまで行かなくても、県内日帰りドライブをするだけで気持ちがいいこの季節。
県北に、桃源郷ならぬ「藤源郷」があるのをご存知ですか?
かわいらしい藤の花がふわふわと咲きほこる「十ノ瀬(とおのせ)藤の郷」
(写真提供:いしころ合同会社)
「十ノ瀬藤の郷」は、山瀬ダムに向かう県道の途中にあります。
約80本の藤の木に、白やピンクや紫色の花がふさふさと揺れ、訪れる人の心を揺さぶります。
こんなにきれいな藤の郷ですが、実は個人の土地だと聞いてビックリ!
もともとここは、ホップ畑だったのだそうです。
管理者・津島嘉弘さんのお父さんが、ホップから別の作物に切り替える際、苗木を販売するために25年前に藤を植えたのが始まりでした。
2年前にお父さんが亡くなった後、津島さんは会社勤めの傍ら、3ヘクタールの田んぼの管理と藤の手入れを続けてきました。
忙しい津島さんを手伝って、地元の人たちも草刈りや剪定などを助けています。
(藤の郷を管理している津島さん。自宅にも立派な藤棚があります)
あくまで個人の土地なのでPRなどはしていなかったのですが、山あいにぽっかりと現れる美しい藤の花は通りがかる人の目をひき、少しずつ話題にのぼるようになりました。
季節になると新聞社からの取材も来るようになり、「藤の郷」は知る人ぞ知る花の名所として関心を集め始めました。
大切に手入れしてきた藤の郷が、地元の名所に!
そんな中、昨年(2018年)、いしころ合同会社(旧:石山デザイン事務所)が看板やWEBサイトの作成などPRを手伝うようになると、ネットを通じて藤の郷の知名度は急上昇!
それまでは、通りがかっても「入っていいのかな?」と不安で立ち寄れなかった人や、写真を見て「行ってみたいな」と思っても場所がわからなかった人などが、看板やサイトを見て訪れるようになりました。
昨年はなんと、県内外から約1万人もの人が藤の郷を訪れたそうです。
この美しさですから、当然といえば当然!
観光地として整備してあるわけではないので、入園料は無料です。
でも、手入れをしてきれいに花を咲かせるためには、それなりの費用が必要になります。
園内には募金箱があるので、もし美しい藤の花に癒されたら、心ばかりのお礼をそっと置いていってみてくださいね。
インスタ映え間違いなし!心が洗われる風景
(写真提供:いしころ合同会社)
藤の花のピークはとても短く、見ごろは2週間ほどです。
津島さんによると、2019年の開花予想は、5月18日ごろから咲き始め、5月25日ごろが満開、6月1日ごろには終盤とのことです。
詳しくはWEBサイトで確認してみてください♪
限定販売!!藤をモチーフにしたかわいらしいアクセサリー
(写真提供:いしころ合同会社)
今年は、地元の製作者さんとコラボしたアクセサリーの販売も行っているそうですよ♪
女子の心を鷲づかみにするオシャレなアイテムに出会えるかも!
アクセサリー販売は最盛期の数日間のみ行う予定で、無くなり次第終了です。今後は、オンラインショップ(現在準備中)でも販売するそうです。
なお、駐車場はありません。近くの基幹農道に路駐する際は、周りに迷惑にならないよう、事故などないように気をつけてください。
また、藤の郷周辺には田んぼや水路があるので、落ちないように注意して歩いてください。
諸注意などがサイトに載っているので、事前に読んでから行くと良さそうです。
これからピークを迎える藤の花。毎日の疲れを癒しに、ぜひ北の藤源郷を訪れてみてください♪♪
【十ノ瀬藤の郷】
秋田県大館市山田
管理者/津島 嘉弘
TEL/090-7326-4345
(藤の郷には常駐していません。仕事中は電話に出られないこともあります)
サポート/いしころ合同会社
TEL/090-9516-4378