秋田の女性のWork&Life a.woman

7JULY
2019

今月のCLOSE UP

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料理・インテリア・ハンドメイド・ガーデニング…。「おうち時間」を楽しむヒントがここにあります♪ 

グリーン作家 前田亜沙美さん

「子どもが小さいから、自分の時間が取れない…」
「子どもが散らかすから、家が全然片付かない!」
「家族の世話があって家を空けられず、どこにも行けない!!」
子育てをしながら家庭を守る女性なら、誰しも抱えたことがある悩みではないでしょうか。でも、「うまくいかない状況」は、視点を変えれば「心地よい生活に変える工夫」を生み出すチャンス!そのチャンスを生かして、新たなことにチャレンジし続けているのが、グリーン作家「Green+Asami Maeda」として活躍中の前田亜沙美さんです。今、充実した毎日を送っている前田さんにお話を伺いました。

高校生・中学生・小学生の三姉妹の母

ー前田さんの家族構成と、活躍のきっかけを教えてください。

前田 現在、高2、中1、小4の三姉妹と、単身赴任中の夫がいます。上の子が小さい頃は保育園に預けて、会社員として事務の仕事をしていました。でも、長女は喘息持ちでしょっちゅう体調を崩して保育園から呼び出しがかかり、働き続けるのは難しいなと感じ、悩んだ末に仕事を辞めました。
子どもが幼稚園にお弁当を持っていくようになって、子どもを喜ばせたくて「キャラクター弁当」を作リ始めました。より可愛く、よりキレイに、そして作業を簡単にできるよう工夫を重ね、それをブログやFBでアップしているうち、キャラ弁講師の依頼や、本の出版依頼をいただけるようになりました。


(手前の3冊は前田さんが出版したキャラ弁の本。ほかにも、お弁当本の中のキャラ弁部門を担当した本が多数。写真提供:前田亜沙美さん)

キャラ弁やインテリアの雑誌で大活躍!

ー雑誌やウェブ、いろいろな媒体で前田さんを拝見したことがあります。

前田 そうなんです。自分でも覚えきれないくらい(笑)キャラ弁の本は5冊出版しました。赤ちゃんだった下の子を連れて、講座もたくさん開催しました。
一度やり始めると、とことんこだわっちゃうんです。「どうしたらもっと可愛いお弁当を作れるか」「どんなふうに時短するか」と考え、食材選びから保存方法まで、いろいろ試行錯誤します。見た目のいいお弁当を時短で作れるっていうところが大事かなと思うんです。
その技のおかげで、この前、大寝坊をしてしまった時にも、子どもが朝ごはんを食べている脇で10分でパパッとお弁当を作れて胸をなでおろしました(笑)

ほかにも、家のインテリアを自分好みに工夫してブログにアップしていました。
小さい子どもに触られたくないものをうまく隠しつつ、生活感を消し過ぎず、暮らしやすい空間を作りたくて…。何か工夫をするたびにBefore→Afterをブログにアップしたり、生活の知恵を掲載する掲示板に投稿したりしているうちに、「暮らしニスタ大賞2014」(主婦の友社)をいただくことになりました。
やりだすと、夢中になっちゃうんです。

子どもに手がかからなくなり、次はガーデニングの世界へ

ー最近は、ガーデニングのイベントでも活躍されていますね。

前田 家を建てた時、いずれ庭は自分が好きなように手入れしたいなと思っていたのですが、子どもが小さかったのでしばらくは砂利のままにしてあったんです。下の子が幼稚園に入ってから、少しずつ耕して庭を作り始めました。
うちの庭はあまり日当たりが良くないんです。だから、日差しが弱くても育つ多肉植物を植えてみたら、いい感じに育ってくれています。バラを植えてアーチにしたりして少しずつ手を入れて庭を作り、2〜3年前にはオープンガーデンもしていました。


(写真提供:前田亜沙美さん)

多肉の寄せ植えをしているうちに、オシャレな器が欲しくなってきて。でも、探しても、自分が欲しいと思うものは地元ではなかなか見つからなくて、「それなら自分で作っちゃえ!」と作り始めたんです。


(亜紗美さん作の多肉の寄せ植え。使っている鉢も自作です)

ー可愛らしくて、多肉がよく映える鉢ですね。種類も豊富!

前田 ありがとうございます。外に置きっぱなしでも劣化せずに2〜3年は持つようなものを作りたいと思って、ネットでガーデン用のペンキについて調べて、使い方も細かく読んで勉強しました。
自作の鉢に多肉を寄せ植えして、インスタなどでアップしていたら、「その鉢が欲しい」と言ってくださる方が出てきて。最初の頃は試行錯誤だったので、今より全然レベルも低かったんですよ。凹凸をつけたり、色をくすませてみたり、紆余曲折を経てきました。初期の頃から鉢を買ってくださってる方が、「asami鉢コレクション」なんていうタイトルでインスタにアップしてくださったこともありました。

2年前からガーデニングイベントに出店しないかと声をかけていただき、県内各地のイベントで、寄せ植えや鉢、リメイク缶などの展示販売をさせていただくようになり、ワークショップもいろいろなところで開催しています。


(写真提供:前田亜沙美さん)

ー今後、こんなことをしたいな〜と考えていることはありますか?

前田 一番下の子が10歳なので、自立するまであと10年は何かをやり続けていると思います。
「コレを貫こう!」っていうこだわりは、あまりないんです(笑)その時その時、直面したものにはものすごくこだわるんですけどね。例えばキャラ弁は、子どもたちにお弁当を作っているうちにどんどんこだわって、本を出させていただいたりもしたけれど、だんだん子どもたちが大きくなってお弁当が必要なくなって、試作しても食べてもらえなくなったら、「もういいかな〜」と。

インテリアにしても、小さい子どもたちに家の中を荒らされたくない、それなりにキレイにしたいと思った時はいろいろ工夫したけれど、子どもたちが成長してそれぞれに自分のテリトリーができて、私が手を出せない部分が出てきたら、散らかす子どもたちと片付ける私との無限の追いかけっこに疲れちゃって。家の中はそこそこでいいかな〜と。
そんな中、子どもたちが小さい頃はできなかった庭の手入れが、思う存分できるようになったので、今は庭が私のテリトリーなんです。だからきっと、テイストは多少変わってもガーデニングはずっと続けると思います。

私は「家」が好きだから、家でできること、暮らしの周りにあるものを豊かにすることが楽しいです。手の届く範囲で、無理はしないで、身近なところでできることをするのが、続ける秘訣だと思っています。
女の人って、自分がやりたいことをできる時間って少ないですよね。でも、「できない」って行き詰まった時に新しいアイデアが生まれると思うんです。「できない」ってなった時には一度落ち込むけれど、「じゃあ何ができるかな」「合間の時間にこれならできるかな」と発想を転換してみると、楽しいことが生まれてきたりします。これからもそうやって、暮らしを楽しんでいきたいなと思っています。

「止めないと延々と草むしりしてますよ、私」と、楽しそうに雑草を抜く前田さん。10年後もイキイキとガーデニングを楽しんでいる姿が目に浮かびますが、同時に、別のことに夢中になっている前田さんも思い浮かべられるのが不思議です。
何かを両立しなければならなかったり、何かを諦めなければならなかったり、人生にはたくさんの分岐点があります。落ち込んだり、人や環境のせいにしたくなったりすることも多いでしょう。でも、「今の状況で何ができるのか」を考えた先に、それまで気づかなかった面白いモノが見つかるかもしれません。前田さんの生き方は、そんな分岐点をしなやかにたくましく乗り切っていくヒントになりそうです。

【前田亜沙美さん プロフィール】
秋田県大館市出身。3児の母。キャラ弁講師など多彩な活躍をしているが、今は「Green+Asami Maeda」のグリーン作家として積極的に活動中。
<出版>
『はじめてのキャラ弁』(学研プラス)
『いちばん簡単!よくわかる!キャラ弁』(学研プラス)
『5分10分で作れる誰でも簡単!キャラ弁&カワイイおかず』(学研プラス)

<掲載>
『私のカントリー』106号(主婦と生活社)
『100円プチプラ雑貨ベストアイテム』(宝島社)
他多数
<県外作家活動>
・HandMade in Japan Fes 2016 東京ビッグサイト委託販売
・多肉とみどりのマルシェ 名古屋大通庭園フラリエ委託販売
・世界らん展2019-花と緑の祭典- 東京ドーム委託販売
・多肉&マルシェ 岩手県滝沢市 ガーデンプランツ工藤出店
<予定>
・7月14日 花のある暮らし(大館市ニプロハチ公ドーム パークセンター)出店予定
<SNS等>
・インスタグラム https://www.instagram.com/asami.maeda.756/
・Facebook https://www.facebook.com/asamisalon/
GreenSnap(グリーンに特化したSNS) asami_succulent

この記事を書いたライターこの記事を書いたライター

Makiko

有限会社無明舎出版勤務を経て、フリーライターとして、雑誌、フリーペーパー、WEBなどの記事を執筆。秋田県大館市在住。秋田県北を中心に、秋田の観光・食・子育て・話題のスポット・スポーツなどについて発信しています。 mama plan(ママプラン)所属

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