「proma Akita (プローマアキタ)」代表の九島千春さんは、子育てと仕事をしながら、ママ向けに集いの場や学びの場を提供しています。「ママたちを笑顔にしたい!」という、活動に込めた思いをうかがってきました。
「挑戦する」+「ママたち」
proma(プローマ)とは、スウェーデン語のprova(挑戦する、やってみる)とmammor(ママたち)を合わせて作った言葉だそう。成長する子どもとともに、ママも新しいことにチャレンジしてもらいたいという思いが込められています。2020年2月に発足し、先輩ママの体験談を聞く催しやメイクレッスンなどさまざまな講座を開いてきました。
多様な価値観に触れて、考えるきっかけに
活動を始めたのは、九島さん自身の子育て中の悩みがきっかけのひとつでした。生後6カ月の娘さんを前に、九島さんは「私は何もできていない」という思いにとらわれたといいます。当時を振り返り「それまであちこち動き回る生活をしてきたので、子どもがいて思い通りにできないストレスが大きかった」と話す九島さん。そこで、ママたちに「あなたはひとりではないよ」と発信するとともに、ママたちが希望や夢をかなえるサポートをしたいと考えるようになり、proma Akitaが生まれました。
proma Akitaの講座は、参加者が集まるイベントと同時にオンラインでも実施してきたところがユニーク。発足して間もなくコロナ渦での活動になったため、安全に気をつかい工夫してきました。オンライン参加は思いがけずママにメリットが。「Zoomでの参加だと、子どもがそばにいても影響がなく、授乳しながらでも受講できるのがとても便利です」と九島さん。
大学生メンバーとも交流
また、プローマではメンバーにパパや大学生が参加しています。特に、学生メンバーは力強い戦力です。「学生さんは発想が柔らかく、とにかく行動が早い! ママとしてはごく当たり前の話でも、興味を持って耳を傾けてくれるのもうれしいです」と九島さん。学生側にも、家族や子育てという未知の世界を知る機会になっているそうです。
ひとりで悩まないで、共有を
九島さんには、活動を通して伝えたい思いがあります。ママの立場になると、女性は子どもや家族のために自分のことを後回しにしたり、ついつい我慢しがち。さらに、子育てしながらの仕事など、初めて経験することばかりで悩みも尽きません。だから「子育て」「仕事」「両立」「家庭」などママを悩ませることがらについて、ひとりで悩まないでほしい。同じような悩みを持っているママたちが集まり、いろいろな考え方や対処方法を知ることで、ママたちが背負っているもがきっと軽くなるはずです。
九島さんより子育てママへメッセージ
私自身が悩んだ経験から、その時々に考えたことをイベントにしてきました。「ママだから」「小さな子どもがいるから」とあきらめず、できることから一歩踏み出してみませんか。私たちのイベントが、ママが行動するきっかけになってくれたらいいなと思っています。
【proma Akita これからのイベント】
プレパパ・プレママ向け子育てセミナー 家族でハッピーな「チーム子育て」を
2020年12月27日(日) 14:00~16:00 参加無料
会場:にぎわい交流館あう(秋田市)
定員:夫婦10組20名
(zoomでのオンライン参加は人数制限なし)
プログラム①:講演 「家族でハッピーな『チーム子育て』を」
(ファザーリングジャパン東北 林 一輝さん)
プログラム②:プレパパ向け 妊婦体験をしてママの気持ちを知ってみよう!
(たま助産院 武石 万里子さん)
プレママ向け 妊婦「あるある」をママ同士で共有して不安を解消しよう!
申込締切:12月25日(金)
チラシ
育児は仕事の役に立つ ~ワンオペ育児からチーム育児へ~
2021年2月7日(日) 14:00~16:00
講師:浜屋祐子さん(『ワンオペ育児からチーム育児へ』著者)
会場:にぎわい交流館あう(秋田市)
※講演はオンラインで実施します
【申込方法】 proma公式ラインよりお申込みください
(ラインID @386mdmqw もしくはQRコードより)
DATA
【proma Akita】
HP https://promaakita2.webnode.jp
Facebook https://www.facebook.com/PROMAAKITA/
Instagram https://www.instagram.com/proma.akita/
公式LINE @386mdmqw
【代表 九島 千春さんプロフィール】
秋田市生まれ。高校卒業後、金融機関での県外勤務、北秋田市地域おこし協力隊、カンボジアの飲食店店長などを経て、19年よりあきた総研(秋田市)勤務。カンボジア人の夫、1歳の娘と秋田市在住。