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〈大館市〉普段の生活に“香り”をプラス☆アロマスクールサロン「月ノ雫」

あなたは、どんな香りが好きですか? 疲れていてリフレッシュしたい時、ここ一番で集中したい時、心地よい眠りにつきたい時。“香り”には大きな力があり、生活をより豊かに心地よくする手伝いをしてくれます。普段の生活に香りを取り入れて楽しんだり、香りについてより深く知って仕事に生かしたり…。大館市でアロマの魅力を教えてくれるアロマ工房&アロマスクールサロン「月ノ雫」をご紹介します♪

地元の素材を使った、手軽でオシャレなアロマディフューザー

2021年5月、アロマ工房月ノ雫からオリジナルアロマディフューザーが発売されました。見た目もオシャレで、インテリアにぴったりのこのディフューザーは、十和田石秋田杉で出来ています。

(手前は持ち運び用の携帯アロマストーン1980円、奥の2つは十和田石と秋田杉のアロマディフューザー。右が3300円、左がこの春の新商品4400円)

十和田石は、大館市比内町にある薬師山から採掘される緑色凝灰岩です。青みがかった緑色が特徴で、柔らかくて水に濡れても滑りにくいことから温泉や浴場の床や浴槽に使われてきました。この十和田石に精油を3〜6滴垂らすと、香りがふわ〜っと広がります。十和田石を入れた秋田杉の器は、曲げわっぱの職人さんが加工して作ったもの。一つ一つ木目が違うので、同じ形でも雰囲気が変わって、お気に入りの柄や色合いを選ぶのも楽しいですよね♪

(月ノ雫は、秋田県商工会議所の2020年女性起業家大賞を受賞しています)

このアロマディフューザーの良いところは、水も電気も火も使わずにお手軽に安全に香りを楽しめること。香りを変えたい時は、十和田石を器から取り外して水洗いするだけでOK(器は洗えません)。「認知症予防のアロマセラピーを取り入れたいけれど、高齢者のそばに危ないものは置きたくないとか、メンテナンスが面倒で使わなくなってしまうなど、ディフューザーを買っても活用できないという声をよく聞きます。もっと簡単に香りを楽しめるディフューザーがあったらいいなと考えて、辿り着いたのがこれでした」と、月ノ雫オーナーセラピストの畠山久美さん。枕元やリビング、机の上など。どこにでも置いて、お気に入りの香りを楽しむことができます。

オリジナル精油「あきたすぎ」

月ノ雫ではオリジナルの精油も作っており、現在秋田杉の精油を開発中です。森林浴をしているような爽やかな香りが特徴。今はまだ蒸留したばかりで、香りがとがっているため、調整しているところなのだそう。完成したら発売予定とのことで、楽しみですね♪

(精油の蒸留器。時間をかけてゆっくりじっくりと抽出します)

香りを学んでアロマコーディネーターに

アロマの香りを嗅いで、脳に刺激を与えてリラックスしたり集中したり、美と健康に役立つアロマセラピー。植物から香り成分を抽出して作る精油は、全部で300種類以上もあるのだそうです。アロマスクールサロン月ノ雫では、精油の化学的成分や香りと脳の関係等を学び、香りを取り入れたライフスタイルを提案するアロマコーディネーター養成講座を開催しています。「覚えることはとても多いのですが、学べば学ぶほどアロマの楽しさが分かるし、『学ぶ時間が癒しの時間になる』と言ってくださる受講生もいます」と畠山さん。

(花や葉から抽出したものや、樹脂や果皮から抽出したものなど、色々な種類の精油があります。講座で使うのは32種)

精油を使って化粧水やボディシャンプー、香水などを作るアロマクラフトのレッスンもあります。講座はマンツーマンで1回2時間半〜3時間。オンライン受講も可能です。全16回の講座を終了し、資格試験に合格するとアロマコーディネーターの資格を取得できます。資格の生かし方は人それぞれで、アロマサロンを開くだけでなく、医療関係の仕事をしている人がカウンセリングの時に香りを漂わせたり、カラーセラピストがセラピーにアロマの知識を取り入れるなど、自分の仕事にうまくアロマをプラスして活用する方もいるのだそう。

大館への移住が人生の転機

柔らかい笑顔が魅力的な畠山さんは、宮崎県出身。東京でご主人と出会い、夫婦ともに働きながら子育てをしていましたが、ある日突然ご主人が倒れてしまい、闘病のためご主人の実家である大館市に移住しました。仕事に育児に看病に疲れていた時、アロマトリートメントに通い始め、セラピストの先生に「勉強して資格を取って、ベッド1台あればサロンを開けますよ」と勧められたのが、月ノ雫開業のきっかけでした。

(温かい人柄が滲み出ている畠山さん。「久美さんと話していると時間がゆっくり流れて、癒されます」という生徒さんがいるのもわかります)

最初はサロンを開くことなど想像もしていなかったという畠山さんですが、「大館への移住は、人生の大きな転換期となりました。これまでは生活のために働いてきたけれど、これからはそこに“好き”を加えていく生活にシフトしていってもいいんじゃないか」と考えるようになったのだそう。自宅の中にサロンスペースを作れる広さがあったことも好条件でした。移住から5年後の2013年8月、畠山さんはアロマトリートメントサロン月ノ雫をオープンしました。

オープン後しばらくはアロマトリートメントやヘッドスパなどの施術を中心に行なってきましたが、体調不良や今後の事業展開などを考えた末に、昨年の12月でトリートメントサービスを終了し、現在の工房とスクールという形へシフトしました。「コロナ禍でサロンの営業ができなかった時間を使って、アロマディフューザーを完成させることができ、これが予想以上に好評で施術との両立が難しくなりました。今後は、資格講座の開催とアロマグッズの開発・販売に力を入れていきたい」と畠山さん。

女性の体にアロマの雫を

月の満ち欠けは、自然のリズムであり女性のリズムでもあります。「月ノ雫」のサロン名には、大切な女性の体にアロマの雫が舞い降りて癒されてほしいという願いが込められているのだそう。穏やかで温かい畠山さんが丁寧に指導してくれるアロマコーディネーター養成講座、そしてオリジナルの精油やディフューザーで、暮らしに香りを取り入れてみませんか。

DATA

【アロマスクールサロン&アロマ工房 月ノ雫】
大館市曲田字沢口57-1
TEL/090-7078-3588
営業時間/10:00~17:00
定休日/不定休
HP

Writer

Makiko

Makiko

有限会社無明舎出版勤務を経て、フリーライターとして、雑誌、フリーペーパー、WEBなどの記事を執筆。秋田県大館市在住。秋田県北を中心に、秋田の観光・食・子育て・話題のスポット・スポーツなどについて発信しています。 mama plan(ママプラン)所属
https://mamaplanodate.net/information/

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