カラフルなホールド（取っ手）が壁一面に並び、おしゃれなイメージがある「ボルダリング」。近年、クライミング人気と共にボルダリングの競技人口も増えてきています。最初は感覚だけで登ることができるので、誰でも簡単に気軽に始められるスポーツです！

秋田初！人気のクライミングジム

秋田市八橋に2014年にオープンした秋田初のクライミングジム「ガラパカクライミングジム」は、倉庫を改装した広々とした空間に、ボルダリングの壁が両面に立ちはだかり、定期的に変わるバリエーション豊富なコースがクライマーに好評の東北でも人気のクライミングジムです。

（今年の冬に完成した緩傾斜エリアの前に突き出た壁　※写真提供／ガラパカクライミングジム）

いざ、挑戦！

難しそうなイメージがあるボルダリングですが、ホームページには、「ハシゴを登ることができれば大丈夫！」。と書かれてあります。果たして本当に大丈夫なのか。今日が人生初ボルダリング！という小学5年生の工藤優月ちゃんが取材の協力をしてくれました。優月ちゃんに教えてくれるのはスタッフの小山内さんです。

（優月ちゃんとスタッフの小山内さん）

受付後、レンタルシューズ（200円※持参も可）を借りいざスタート。誰かが登っている壁には登らない、待っている間マットに入らないなどの簡単な注意事項を受け、あとは登るだけ。
10級から始まるボルダリングコースですが、ここでは紫がその色。「紫のホールドだけを登ってみてください」と小山内さん。優月ちゃん、「怖い！」と言いながらも難なくクリア。

（内ズックでも大丈夫ですが、クライミングシューズで登るのがベスト！レンタルもあります）

「じゃあ、次はオレンジ行ってみよっか」。ということで少し難易度UPのオレンジへ。下で見ているお母さんから「次、そこに手！そっちに足！」と思わず声が掛かりますが、実際にやっているとどこにホールドがあるのかが見えなくて迷うのだとか。
「勢いだけでどんどん登って行ける場合もありますが、登る前にどこにどんなホールドがあって、どう登るかや降りるかを予測すると登りやすいです」と小山内さん。「思ったより高いところまで登っていて、怖かったけど、クリアできると嬉しい！」と初挑戦の優月ちゃんから感想が。
筋道を立てて予測する力とバランス感覚さえあれば、ハシゴを登る筋力で十分クリアできるのだそう。

（登る時は色の指定がありますが、降りる時はどこを使っても大丈夫！）

迷ったときはスタッフの方が指示を出してくれたり、登り方や降り方、上手な体の使い方なども教えてくれます。通われている方々同士でも声を掛け合っていることも多いそうですが、”教えて欲しい人には的確に。自分との闘いを楽しみたい人にはそっと見守る”、というのがガラパカ流。ほどよい距離感を考えてくれるのは嬉しい点です。

（登り方や降り方がわからない時は、スタッフさんが声を掛けてくれます）

フラッとできる気軽なスポーツ

代表の五十嵐圭さんは、大学時代にクライミングにはまり、国体選手としても活躍された経歴の持ち主。20代後半に勤めていた会社を辞めて上京し、クライミングジム店で働いたのち、秋田へUターン。自身の経験から、クライミングの楽しさを伝えるため秋田にジムを作ったそうです。
「日常の中にクライミングを楽しむ空間を作りたかったんです。休みの日でも、会社帰りでも、とにかくフラッと立ち寄って大人も子どもも一緒になってクライミングを楽しむ、そんな場所になってくれればと思います」。

（全国各地の岩場を登る本格的なクライマーの五十嵐さん。写真は山梨にて 。　※写真提供／五十嵐さん）

ガラパカクライミングジムでは、営業時間前2時間程の清掃を行っているほか、消毒、換気などのコロナウイルス対策も心掛けています。また、スタッフの半数が女性なのも安心ポイント。手ぶらで気軽に始められるボルダリング。お母さんのダイエット、お子さんの習い事、夏休みの親子の思い出に、ぜひぜひ挑戦してみてください！

（ガラパカに通っているキッズスクールの子供たち！　※写真提供／ガラパカクライミングジム）